「日本軍の階級」の版間の差分

 

1871年[[9月24日]]（明治4年[[8月10日 (旧暦)|8月10日]]）に官位相当制を廃止して官階を15等に定める<ref name="明治4年8月10日官制等級改定">{{Wikiref|国立公文書館-太00236100-001|国立公文書館、請求番号：太00236100、件名番号：001}}（第1画像目から第2画像目まで）</ref> <ref name="大政紀要・陸軍官制の章・明治4年官等制">{{Wikiref|JACAR-A04017112800|JACAR：A04017112800}}（第8画像目）</ref> {{Efn|官制等級改定の際に官禄を月給へ改定したときの対応によると、官制等級改定前の従一位・正二位相当官の官禄（従前一等）は改定後の[[太政大臣]]の月給に対応し、従二位相当官の官禄（従前二等）は改定後の左[[右大臣]]の月給に対応し、正三位相当官の官禄（従前三等）は改定後の[[参議]]並びに官等一等の月給に対応し、以下1等づつ降って従九位相当官の官禄（従前十六等）は改定後の官等十四等の月給に対応する<ref name="明治4年9月2日官禄ヲ月給ニ改定定則ヲ立並定則中改正・二条">{{Wikiref|国立公文書館-太00530100-002|国立公文書館、請求番号：太00530100、件名番号：002}}（第1画像目から第5画像目まで）</ref>。改定後の官等十五等の月給は新規に加え置いたものとなる<ref name="明治4年10月7日月給定則の内12両は新規加え置かれた等級・等外の呼称は従前の通り">{{Wikiref|国立公文書館-太00530100-002|国立公文書館、請求番号：太00530100、件名番号：002}}（第8画像目から第9画像目まで）</ref>。従前の等外一等から四等までの官禄はそれぞれ改定後の等外一等から四等までの月給に対応する<ref name="明治4年9月2日官禄ヲ月給ニ改定定則ヲ立並定則中改正・二条" /> <ref name="明治4年10月7日月給定則の内12両は新規加え置かれた等級・等外の呼称は従前の通り" />。}}。文官は三等以上、武官は四等以上を勅任官とし、七等以上を奏任官とし、八等以下を判任官とする<ref name="明治4年8月10日官制等級改定" /> <ref name="大政紀要・陸軍官制の章・明治4年官等制" />。その下に等外4等を設ける{{Efn|[[豊明節会]]に酒肴を下賜する際に、大尉以下軍曹までを判任、伍長以下夫卒までを等外として扱った<ref>「豊明節会ニ酒肴ヲ下賜シ諸兵隊夫卒ニ及ブ」JACAR（アジア歴史資料センター）Ref.A03023132900、公文別録・陸軍省衆規渕鑑抜粋・明治元年～明治八年・第六巻・明治四年～明治八年（国立公文書館）</ref>。}} <ref>「官員十六等ヲ三等ニ分チ以下ヲ等外ト為スノ制ヲ改メ自今等外ヲ四等ニ分ツ」JACAR（アジア歴史資料センター）Ref.A15070094800、太政類典・第一編・慶応三年～明治四年・第十五巻・官制・文官職制一（国立公文書館）</ref> <ref name="大政紀要・陸軍官制の章・明治4年官等制" />。

陸軍部に秘史・軍務・砲兵・築造・会計の5局があり兵部卿がこれを総括する<ref name="明治4年8月・明治5年1月兵部省官等改定" /> <ref name="大政紀要・陸軍官制の章・明治4年官等制" />。

秘史局に少佐を置き、軍務局・砲兵局に少将・大中少佐・大中尉を、築造局に少将・大中少佐・大中尉工長を置き、文武官を雑任する録がこれにに属す<ref name="明治4年8月・明治5年1月兵部省官等改定" /> <ref name="大政紀要・陸軍官制の章・明治4年官等制" />。