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'''ウラシマソウ'''(学名 ''Arisaema urashima'')は、[[サトイモ科]][[テンナンショウ属]]の[[宿根性]]の[[多年草]]。[[ナンゴクウラシマソウ]] (''Arisaema thunbergii'' [[w:Carl Ludwig Blume|Blume]])の亜種 ''Arisaema thunbergii urashima'' (Hara) Ohashi et J. Murata とする説もある。
 
[[File:Arisaema thunbergii or Arisaema urashima in Mount Ryozen 2011-06-04.jpg|thumb|200px|right|[[霊仙山]]に自生するウラシマソウ]]
== 形態 ==
[[File:Arisaema thunbergii or Arisaema urashima in Mount Ryozen 2011-06-04.jpg|thumb|200px|rightleft|[[霊仙山]]に自生するウラシマソウ]]
 
地下に偏球形の[[球茎]]を形成し、周囲に子球をつけることが多い。[[葉]]は通常1枚で、成株では11~17枚の[[小葉]]を[[鳥足状]]につけるが、[[実生]]のような小型個体では3枚~5枚の小葉をつける。小葉は先が鋭く尖る狭卵形か長楕円形で通常暗緑色であるが、まれに遺伝的な[[斑入り]]や、いわゆる「[[銀葉]] Silver leaf」個体がみられる。葉の存在する期間は春から秋にかけてであるが、条件によっては夏の早い時期に[[落葉]]してしまうことがある。肉穂花序は葉の下につき大型の仏炎苞に包まれる。仏炎苞は濃紫色、緑紫色、緑色などで変異があり、内面には白条がある。[[口辺部]]はやや開出する。[[舷部]]は広卵形で先が尖り、開花の進展とともに垂れ下がる。肉穂花序の先端の[[付属体]]は釣り糸状に長く伸長し、これが和名の起源([[浦島太郎]]が持っている[[釣り竿]]の[[釣り糸]]に見立てたか?)とされている。肉穂花序を形成する多数の花には[[花弁]]がなく、雄花は[[雄蘂]]のみ、雌花は[[雌蕊]]のみで形成されている。