「マイコプラズマ肺炎」の版間の差分
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==== 日本 ====
夏期[[近代オリンピック|オリンピック]]が行われる年に流行する(4年に1度流行する)傾向があるとして「オリンピック[[熱]]」とも呼ばれているが、1984年と1988年に大きな流行があった以降は、傾向が崩れている。2000年以降は周期的な流行は観測されず、2005年以降は散発的な小流行が繰り返されていた。
2011年は6月頃から患者数の増加が報告され、過去10年間で最多の感染者数が報告されている<ref>{{PDFlink|[http://idsc.nih.go.jp/idwr/sokuho/201146/binder46.pdf 感染症発生動向調査 週報・月報 速報データ 2011年46週]}}国立感染症研究所
==== 海外 ====
先進諸国でも2000年以後に散発的な小流行が見られたが、2010 - 11年頃より欧州や北米、イスラエル等で患者数の急増が報告されている<ref>[http://www.nih.go.jp/niid/ja/mycoplasma-pneumonia-m/mycoplasma-pneumonia-iasrtpc/2703-tpc392-j.html マイコプラズマ肺炎
== 病原体 ==
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病原体は、粘膜表面の細胞外で増殖する。増殖の結果、気管、[[気管支]]、細気管支、肺胞などの気道粘膜上皮を破壊する。特に気管支、細気管支の繊毛上皮が顕著に破壊され、粘膜の剥離、[[潰瘍]]の形成がみられる。確定診断の遅れにより重症化することもある<ref>神宮希代子ほか、[http://doi.org/10.2169/naika.86.1039 人工呼吸器管理を必要とした劇症型マイコプラズマ肺炎・細気管支炎の1例] 日本内科学会雑誌 Vol.86 (1997) No.6 P.1039-1041, {{DOI|10.2169/naika.86.1039}}</ref>。成人は重症化リスクが高く重症化すると胸水貯留、呼吸不全を引き起こす可能性がある。
病原体が気道粘液(痰)に排出されるのは発症前
=== 症状 ===
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;[[抗原]]検査
:プライムチェック([[アルフレッサ]]ファーマ)<ref>[http://www.alfresa-pharma.co.jp/products/poct/poct21.html マイコプラズマ抗原] アルフレッサファーマ(株)</ref>
:: イムノクロマト法により、咽頭ぬぐい液から肺炎マイコプラズマP1蛋白を検出する。P1蛋白は肺炎マイコプラズマが生体細胞に付着する際に用いられる蛋白で,感染局所に高頻度に発現している可能性の高い蛋白。検体抽出液をテストプレートに滴下してからの判定時間は
:リボテスト([[極東製薬]],テイエフピー)
:: イムノクロマト法により、咽頭ぬぐい液から肺炎マイコプラズマのリボソーム蛋白であるL7/L12蛋白を検出する。検体抽出液をテストプレートに滴下してからの判定時間は
;[[抗体]]検査
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== 出典 ==
* [http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_09.html IDWR:感染症の話
* [http://journal.kyorin.co.jp/journal/jscm/detail_j.php?-DB=jscm&-recid=592&-action=browse 佐々木次雄、マイコプラズマ肺炎の細菌学的診断法] 日本臨床微生物学雑誌
== 脚注 ==
{{Reflist|2}}
== 関連項目 ==
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== 外部リンク ==
* [http://idsc.nih.go.jp/iasr/28/324/inx324-j.html マイコプラズマ肺炎
* [http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/disease/mycoplasma.html マイコプラズマ肺炎について] 横浜市衛生研究所 感染症・疫学情報課
* [http://www.pref.saga.lg.jp/web/kisha/_54351/_54947.html マイコプラズマによる感染症の集団発生がありました] 佐賀県
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