削除された内容 追加された内容
18行目:
なお、長所については、高度成長期における利益の配分に余裕のあった時代において可能とされた政策である面が強く、また短所についても高度成長が終わり、低成長時代となり税収が低迷したために財政難になった面もある。いずれにせよ、美濃部都政には東京都という豊かな自治体がゆえに実施できた政策が多いという側面が強く、いわゆる60年代~70年代の革新自治体に見られる都市部における余裕の表れでもあり、農村部には革新自治体が広がらず、不況の時代になった際に革新自治体が消滅していった原因を美濃部都政から伺い知ることができる。
 
対南北朝鮮、在日韓国・朝鮮人の関連では全国の都道府県の中で先駆けて朝鮮総連など、[[朝鮮民主主義人民共和国]](北朝鮮)の関連施設の固定資産税を免税にしているほか、[[朝鮮大学校 (日本)|朝鮮大学校]]を各種学校として認可している。これらについては、在日朝鮮人の生活権のためという主張もある。ただ、美濃部は都市外交の一環を名目に[[1971年]]に、現職知事としては唯一の<!--- 知事としての訪問かそれとも1971年に現職知事として訪問か。文章が曖昧--->北朝鮮訪問をし、その際に[[金日成]]と面会を果たしている。ここからすると、北朝鮮との間にパイプがあったことは事実である。その会談において、美濃部は、
 
'''「私は1925年に大学を卒業して以来約40余年間マルクス経済学を勉強してまいりました。それ故に私は社会主義者であり、社会主義の実現を理想とする人間です。金日成元帥がなされたような活動は出来ませんでしたが、日本国内で私のなし得ることはやりました。・・このような立場にたっている私としては、貴国で進められている社会主義建設の早いテンポには非常に尊敬の念を抱いてきました」'''