削除された内容 追加された内容
69行目:
 
=== 2000年代 ===
* 2000年5月、当時の[[内閣総理大臣]]・[[森喜朗]]が[[アメリカ合衆国大統領]]・[[ビル・クリントン]]に対してデタラメな[[英語]]の挨拶を行ったという報道が、同年7月末開催の[[九州・沖縄サミット]]への揶揄と併せて、『[[FRIDAY (雑誌)|FRIDAY]]』、『週刊文春』により報じられた<ref>「蔵出し特集 嘘みたいな本当の話 サミットで首脳夫人にも嫌われた森喜朗首相の英会話」『週刊文春』2000年8月5日</ref>。なお、『[[週刊朝日]]』はこの話に当初から懐疑的であった<ref>中村真理子「森首相、クリントン大統領に「フー・アー・ユー」失言の真偽」『週刊朝日』2000年8月11日</ref>。事実は当時[[毎日新聞社]][[論説委員]]だった高畑昭男(のちに[[産経新聞]]に移籍)による創作であり<ref name="ryukyusinpo">{{PDFlink|[http://ryukyushimpo.jp/modules/icontent/inPages/imagesLibrary/forum/pdf/200501ryukyu_forum.pdf 「ブッシュ再選と今後の日米関係」]}}『第141回琉球フォーラム』[[琉球新報]]社 2004年8月11日</ref>、森はこれをデマだと批判している<ref>「マスコミとの387日戦争」『[[新潮45]]』2001年6月</ref>([[Who are you ?捏造報道]])。なお、高畑は毎日新聞社時代末期の2004年に、自身が[[ジョーク]]として創作したこと、それが事実して報じられたが特に手を打たなかったことを認めた<ref name="ryukyusinpo"/>。
* {{Anchors|聖嶽洞窟遺跡捏造疑惑}}2001年1月25日号、2月1日号、3月15日号で[[聖嶽洞穴|聖嶽遺跡]]、法鏡寺跡遺跡、虚空蔵寺遺跡などの[[捏造]]疑惑を報じ、捏造に関わったかのように記述された[[別府大学]][[名誉教授]]・[[賀川光夫]]が抗議の[[自殺]]をした。遺族が故人の[[名誉]]回復のために[[損害賠償]][[請求]][[訴訟]]を起こした。一審の[[大分地方裁判所]](2003年5月15日)は、文藝春秋側に660万円の支払いと謝罪広告の掲載を命じ<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/200305/CN2003051501000120.html | title = 「ねつ造」報道で賠償命令 聖嶽遺跡の週刊文春記事 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2003-05-15 | accessdate = 2014-09-26 }}</ref>、二審の[[福岡高等裁判所]](2004年2月23日)は、文藝春秋の賠償額を920万円に増額し、謝罪広告の位置を文春の最初のページに指定した<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/200407/CN2004070501003706.html | title = 「週刊文春」の敗訴確定へ 遺跡ねつ造疑惑の名誉棄損 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2004-07-05 | accessdate = 2014-09-26 }}</ref>。2004年7月15日、最高裁が二審判決を支持して文藝春秋の[[上告]]を[[棄却]]。文藝春秋側の敗訴が確定した<ref>{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/200407/CN2004071501000849.html | title = 週刊文春の敗訴確定 遺跡ねつ造疑惑の名誉棄損 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2004-07-15 | accessdate = 2014-09-26 }}</ref>。同年9月2日号の『週刊文春』に、「[[代表取締役]]上野徹 前編集長木俣正剛 取材記者河﨑貴一」の連名の謝罪文が掲載された。
* 2000年4月6日号で「[[黒川紀章]]『100億円恐竜の橋』に市民の大罵声」なる記事を掲載。黒川は名誉を傷つけられたとして、発行元の文藝春秋を提訴。一審の東京地裁は2001年10月22日、黒川の名誉毀損との訴えを認め、「多数の市民らから非難の声があがっているとは認められず、批判的な意見をことさらに取りあげた」として1000万円の支払いと謝罪広告の掲載を命じた。二審の東京高裁は、賠償額を600万円に減額した上で謝罪広告の掲載を命じた<ref name="47news20040622">{{Cite news | url = http://www.47news.jp/CN/200406/CN2004062201000699.html | title = 黒川紀章さんの勝訴確定 週刊文春の名誉棄損訴訟 | agency = [[共同通信社]] | publisher = [[47NEWS]] | date = 2004-06-22 | accessdate = 2014-09-26 }}</ref>。2004年6月22日、最高裁は文藝春秋側の上告を棄却し、二審判決が確定した<ref name="47news20040622"/>。