削除された内容 追加された内容
53行目:
AKには無い機能として、残弾が無くなると自動でボルトキャリアが後退位置で停止するボルトストップ機構も搭載している。マガジン側にもこの機構の一部が搭載されているためAKのマガジンと互換性は無いが、必要な強度を保ちつつもアルミニウムを採用し軽量化されている。
 
Vz 58は近代的な直銃床のフルオート小銃でありながらボルトキャリアがレシーバーデッキに覆われず露出している。このためボルトキャリアの後退時は極めて大きい排莢口となり排莢時のジャムが発生しづらくなっている。また、排莢はほぼ真上に向かって行われる。
この構造のため曲銃床の[[SKSカービン]]と同様に[[ボルト (銃)|ボルト]]を後退させた状態で、銃弾を束ねた[[挿弾子|ストリッパー・クリップ]]を用いて装填する事もでき、ボルトキャリアの先端にはクリップを保持するガイドとなる溝が彫られている。([http://www.pkymasehist.fi/vz58.html サイト中盤にクリップで装填する画像あり])
 
セレクター・レバーは安全装置を兼ね、AKと同様にレシーバーの右側面に位置するが、構造上AKのようにダストカバーが必要を兼ねていないため小型であり、グリップから手を離さず操作可能。バヨネットラグはAKのものと異なるため、専用の銃剣を使用する。
 
金属部分の仕上げによって外見が異なり、大きく分けて黒塗りされた物、グレーで塗装された物、グレーで焼付け塗装された物の三種類が確認されている。チェコスロバキア軍(現在の[[チェコ|チェコ共和国]]軍及び[[スロバキア|スロバキア共和国]]軍)では、グレーで焼付け塗装した物が採用されている。ハンドガード、グリップ、ストックは、初期型では樫材使用の木製だったが、後期型ではエボナイト系樹脂に木材チップを混ぜたものになっている。