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アメリカ南部、特に[[サウスカロライナ州]]、[[ジョージア州]]、[[アラバマ州]]、[[ミシシッピ州]]、[[ルイジアナ州]]などの[[ディープ・サウス]]と呼ばれる地域、それと合衆国からの独立意識が高い[[テキサス州]]などの保守的な場所では、今でも北部住民に対する蔑称として「ヤンキー」を使用することもあり、特に過激なテキサス人の一部は、冗談交じりで「'''[[レッド川 (ミシシッピ川水系)|レッド川]]'''(テキサス州と北隣りの[[オクラホマ州]]を分かつ川)'''より[[北]]に住む連中は全員ヤンキーだ!'''」と豪語し、同じ南部諸州に属していたオクラホマ州やアーカンソー州を切り捨てるほど、東部(北部)に対する対抗意識と優越感、延いては劣後感が激しい。
 
アメリカ以外では、アメリカと経済格差がある国々、特に非白人が[[マジョリティ]]の国々では、現在もアメリカ人、特にヨーロッパ系アメリカ人([[WASP]]など)に対する蔑称として使われるケースも多い。日本でも、第二次世界大戦中は国内向けの政府系広報に「洋鬼」と書いてフリガナを「ヤンキー」と振って読ませた記述が残る。また後に「ヤンキー・ゴー・ホーム」というように、米軍基地反対運動などで使用されている。一方[[父島]]では、[[欧米系島民]]が多く住んでいた[[小笠原村]]奥村集落のことを、かつて通称「ヤンキータウン」と呼んでいた(蔑称の意味はない)。
 
[[ラテンアメリカ]]諸国では、「{{es|yanqui}}」という語は蔑称として使用される。メキシコや中米ではグリンゴ {{es|"gringo"}} も {{es|yanqui}} とほぼ同様の意味である(ただし、グリンゴの場合は「よそもの」と言う意味であり、カナダを含む北米の白人を指す場合が多い)。[[1980年代]]にアメリカ合衆国の[[ロナルド・レーガン|レーガン]]政権に支援された、反政府ゲリラ[[コントラ]]の攻撃を受けていた[[ニカラグア]]の[[サンディニスタ民族解放戦線]] (FSLN) の党歌「[[サンディニスタ賛歌]]」には、「人類の敵、ヤンキー」という部分がある。