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野田は釈明に追われ、「金融庁に一般的な説明をしてもらっただけ圧力ではない」と釈明。[[デイリー新潮]]は、この出来事を、特集記事として報じたが、この際“金融庁への圧力”の背景には夫の存在があると指摘し、夫が[[暴力団]]に所属する[[構成員]]であったという経歴を明かした。この記事が“事実無根”だとして夫は提訴に踏み切った。同じタイミングで夫が「[[反社]]」であった旨を報じた「[[週刊文春]]」に対しても、夫が1100万円の損害賠償等を求めて同誌を発行する[[文藝春秋]]に対して[[訴訟]]を提起した。
 
2021年3月24日、[[文藝春秋]]を訴えた裁判において、東京地裁(民事第25部)は、夫が野田の名前を示しながら恫喝行為を行った等の記載については真実でないとして[[名誉毀損]]を認定し、夫への110万円の支払い等を命じた。また、元暴力団員であるという記事も、「真実であると認めるには至らない」とした一方で、文芸春秋側に元暴力団員であることを「真実と信じる相当な理由がある」とし、これについての名誉毀損は認めなかった<ref>平成30年(ワ)第25247号</ref>。これに対して、夫側と文藝春秋側の双方が控訴した。
 
しかし、翌4月21日、[[新潮社]]を訴えた裁判においては、[[東京地裁]](民事第5部)は夫側の請求棄却し、その中で、'''「原告が指定暴力団・会津小鉄会の昌山組に所属していた元暴力団員であるとの事実の重要な部分は、真実であると認められる」'''<ref>東京地裁令和3年4月21日平成30年(ワ)第25246号、同26242号</ref>と判示したことで、一転して元暴力団員であることを裁判所が認めることとなった<ref>{{Cite web|和書|title=野田聖子の夫は「元暴力団員」と裁判所が認定 約10年間組員として活動【上半期ベスト15】|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2021/08150600/|website=デイリー新潮|accessdate=2021-09-24|language=ja}}</ref><ref name="daily">{{Cite web|和書|date=|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2018/08030801/?all=1|title=圧力問題「野田聖子」が漏らしちゃった“朝日が私を調べている…” 夢を壊した「夫」の素顔|publisher=デイリー新潮|accessdate=2021-9-24}}</ref>。これに対して夫側が控訴した。
 
以上のように、東京地裁では、民事第5部と民事第25部で、夫が元暴力団員か否かで判断が分かれる結果となった。
2021年12月23日、新潮社を相手とする控訴審で、[[東京高裁]]は、1審の東京地裁判決を支持し、'''「控訴人が京都に拠点を置く指定暴力団・会津小鉄会の昌山組に所属していた元暴力団員であること」'''の'''「重要な部分は真実である」'''として控訴を棄却した<ref>{{Cite web|和書|title=野田大臣の夫、2審も敗訴 新潮報道は「重要部分が真実」|url=https://www.sankei.com/article/20211223-A6IAINJFANPVTETCELZ4BP6PGA/|website=産経新聞|accessdate=2022-01-07|language=ja}}</ref><ref>{{Cite web|和書|title=野田聖子の夫は「元暴力団員」と高裁も認定 約10年間組員として活動【スクープその後】|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2021/12300600/?all=1|website=デイリー新潮|accessdate=2022-01-07|language=ja}}</ref>。
 
20222021212323日、文藝春秋新潮社を相手とした訴訟のする控訴審で1審同様、恫喝等の記[[東京高裁]](第16民に対する名誉毀損を認めたが、賠償金部)55万円に減額した。さらに元暴力団員という点についても、第1審の東京地裁判決を変更支持し、'''「1審原告控訴人過去において京都に拠点を置く指定暴力団会津小鉄会』傘下昌山組に所属していた元暴力団員であること」'''の'''「重要な部分は真実であるというべきである」'''として控訴を棄却した<ref>{{Cite web|3年(ネ)第1973号書|title=野田大臣の夫、2審も敗訴 新潮報道は「重要部分が真実」|url=https://www.sankei.com/article/20211223-A6IAINJFANPVTETCELZ4BP6PGA/|website=産経新聞|accessdate=2022-01-07|language=ja}}</ref>として、新潮社相手<ref>{{Cite web|和書|title=野田聖子裁判と同様、夫は「元暴力団員であるこ高裁も認定した。これに対 約10年間組員として夫側が上告及び上告受理申立てをした活動【スクープその後】|url=https://www.dailyshincho.jp/article/2021/12300600/?all=1|website=デイリー新潮|accessdate=2022-01-07|language=ja}}</ref>
 
2022年2月3日、文藝春秋を相手とした訴訟の控訴審では、東京高裁(第24民事部)は、1審同様、恫喝等の記事に対する名誉毀損を認めたが、賠償金は55万円に減額した。さらに、元暴力団員という点についても、第1審判決を変更し、'''「1審原告が過去において京都の指定暴力団『会津小鉄会』傘下の『昌山組』に所属していたことは真実であるというべきである」'''<ref>令和3年(ネ)第1973号</ref>として、新潮社相手の裁判と同様、元暴力団員であることを認定した。これに対して夫側が上告及び上告受理申立てをした。
 
2022年8月8日、文藝春秋を相手とした訴訟において、最高裁判所第一小法廷は[[野田文信]]氏の上告・上告受理申立てをそれぞれ棄却・却下し<ref>令和4年(オ)第733号、令和4年(受)第914号</ref>、文信氏が元暴力団員と報じた点について「真実である」とする東京高等裁判所の判決が確定した<ref>{{Cite web|和書|url=https://bunshun.jp/articles/-/56610|title=最高裁で判決確定 野田聖子大臣の夫が「元暴力団員は真実」 |publisher=文春オンライン |format= |date=2022-08-09 |accessdate=2024-1-9}}</ref>。