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{{複数の問題
|出典の明記 = 2022年1月
|内容過剰 = 2019年3月
}}
{{Infobox professional wrestling event series
|name = ロイヤルランブル<br />Royal Rumble
|createdby = [[パット・パターソン]]
|promotions = [[WWE]]
|brands = {{仮リンク|Raw (WWEのブランド)|en|Raw (WWE brand)|label=Raw}}<br />
|firstevent = {{仮リンク|1988年のロイヤルランブル|en|Royal Rumble (1988)}}
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|featuredmatches = {{仮リンク|ロイヤルランブルマッチ|en|Royal Rumble match}}
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}}'''ロイヤルランブル'''(''Royal Rumble'')は、[[アメリカ合衆国|アメリカ]]のプロレス団体の[[WWE]]が主宰するプロレス興行、および後述するそのメインイベントの「ロイヤルランブル戦」のことである。本記事では[[:en:Royal Rumble]]と[[:en:Royal Rumble match]]の両方に当たる内容を記述する。▼
▲
[[ペイ・パー・ビュー|PPV]]放送を伴うWWEの興行を「'''特番'''」と称するが、本興行はその中の4大特番の一つに数えられWWEの全ブランド([[2006年]]までは[[WWE・ロウ|RAW]]と[[スマックダウン|Smack Down!]]、[[2007年]]からは[[ECW]]が加わっていたが[[2010年]]に番組が終了したため、2011年からは再びRAWとSmack Down!)での共催。▼
▲[[ペイ・パー・ビュー|PPV]]放送を伴うWWEの興行を「'''特番'''」と称するが、本興行はその中の4大特番の
興行の構成は、ロイヤルランブルまでのRAW、SmackDown!の番組(TVショー)で行われていた[[プロレスラー]]同士の抗争劇の決着(通常のPPVではこれがメインになる)が前半に行なわれ、後半はロイヤルランブル戦と呼ばれる、レスラー30人または40人が参加する[[バトルロイヤル]]である。このバトルロイヤルが、ロイヤルランブル興行の最大の特徴である。
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== ロイヤルランブル戦 ==
1988年から一貫してWWF(
RAW、
▲1988年から一貫してWWF(現WWE)で行われる1月の[[PPV]]大会のタイトルであり、同大会のメインイベントである。尚、このロイヤルランブルという試合形式を考案したのは当時WWFのロードエージェントを務めていた[[パット・パターソン]]である。
ルールは
▲RAW、Smack Down!から計30人のレスラーが参加して戦いを行なう。制限時間無制限。通常のバトルロイヤルと大きく異なり、30人が一斉に戦うわけではない。試合開始時には2名のレスラーのみが[[リング (格闘技)|リング]]上に存在し、その後60秒または90秒おきに1人ずつ入場してバトルロイヤルを行なっていく。入場順は、PPV前半にバックステージで行われる出場者本人によるくじ引きで決定される。
必然的に試合は長期戦になるため体力温存の観点から、入場順が遅ければ遅いほど有利であり、入場順を決めるくじ引きが重要となる<ref>厳正なものではなくGMや上役の強権発動により対立しているスーパースターを1番か2番に、自分の味方を後半に置くなどの[[アングル (プロレス)|アングル]]も展開される。</ref>。過去の優勝者には、[[ショーン・マイケルズ]]、[[クリス・ベノワ]]など最も不利とされる最初から試合をしておきながら優勝したものも存在する。意外なことに、最も有利とされる30番目の入場での優勝は、
▲ルールは、自分以外の他の全てのレスラーを、リングのトップロープから外に放り出し、両足をリング外の床に付ければ勝ちである(オーバー・ザ・トップロープ)。トップロープを越えなければリング外に出ても失格にならないため、体力温存のためにわざとリング外に逃げるレスラーも存在する。[[1999年]]大会にて優勝した[[ビンス・マクマホン]]は、このルールを活用してずっとリング外に待機していた。また片足のみの着地では失格にならず、両足でなければならない。この両足着地は、俗に「[[ショーン・マイケルズ]]ルール」と呼ばれる。これは、ストーリー上ショーン・マイケルズが優勝することが決まっていた興行において、ショーン・マイケルズがリング外に片足をついてしまう事態が発生した際に、ストーリーを崩さないために急遽その場で考案されたルールである。このルールが制定された後は、ロイヤルランブル戦中のパフォーマンスとして片足着地を行なうレスラーも多い。両足を付くのが床でなければ敗退にならないので、軽量級の選手がエプロンからリングサイドのフェンスに着地し、鉄階段を渡って復帰したケースもある。[[コフィ・キングストン]]はこのルールを有効活用し、何度も退場の危機を脱した選手であり、2012年を皮切りに2019年までの8大会連続で、「逆立ちする」、「リングサイドの選手やセコンドにしがみつく」、「実況席や観客席に待避する」、「床に物を置いてその上に片足を乗せる」など多彩な復帰劇を披露し続け、観客や関係者を沸かせた。
試合自体は1番手と2番手の2
▲必然的に試合は長期戦になるため体力温存の観点から、入場順が遅ければ遅いほど有利であり、入場順を決めるくじ引きが重要となる<ref>厳正なものではなくGMや上役の強権発動により対立しているスーパースターを1番か2番に、自分の味方を後半に置くなどのアングルも展開される。</ref>。過去の優勝者には、[[ショーン・マイケルズ]]、[[クリス・ベノワ]]など最も不利とされる最初から試合をしておきながら優勝したものも存在する。意外なことに、最も有利とされる30番目の入場での優勝は、[[2007年]]に[[ジ・アンダーテイカー]]によって達成されるまでなかった。
▲試合自体は1番手と2番手の2名が入場してはじめて開始となるので、1番手と2番手の間に試合上の有利不利の差はない(1番手はリング上で構えて待機できる。2番手は1番手の不意を突いてリングイン・奇襲ができるなどといった差はある)。
[[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン|スティーブ・オースチン]]や[[グレン・ジェイコブズ|ケイン]]など大物スーパースターが入場すると、若手やジョバークラスの選手を片っ端から退場に追い込む「掃除」と呼ばれる場面が度々見られる。
ロイヤルランブル戦の優勝者には、[[レッスルマニア]]のメインイベントにおいてヘビー級の王座に挑戦する特権が与えられる。これはWWEに存在するWWE王座、世界ヘビー級王座のいずれでも構わず、優勝者はロイヤルランブル戦以降のTV放送においてどの王座に挑戦するかを選択したり、所属ブランド以外のブランドから「ぜひ我がブランドの王者に挑戦して欲しい」と引き抜き工作がされる場合もある。それらの決定後の、優勝者と現王者とのレッスルマニアまでの抗争は、年間最大の舞台へ向けての重要なストーリーとなる。
レッスルマニアではRaw対Smack Downのブランド対抗のカードが多々あるが、多くはランブル戦での出来事が発端になるアングルが多い。▼
基本的にヘビー級王座保有者は上記のような特権があることからロイヤルランブル戦に出ることはないが、1990年のハルク・ホーガンや2020年のブロック・レスナーのように王者でありながら出場することもごく少数ながらある。2016年はヘビー級選手権試合としてランブル戦が行われ、当時の王者[[ロマン・レインズ]]は1番手として出場した(結果は終盤まで生き残ったが28番目に敗退し防衛失敗)。▼
▲基本的にヘビー級王座保有者は上記のような特権があることからロイヤルランブル戦に出ることはないが、1990年の[[ハルク・ホーガン]]や2020年の[[ブロック・レスナー]]のように王者でありながら出場することもごく少数ながらある。2016年はヘビー級選手権試合としてランブル戦が行われ、
1990年代は、他団体との提携路線の一環として、[[カルロス・コロン]]([[WWC (プロレス)|WWC]])、[[ジェリー・ローラー]](当時[[USWA]])、[[天龍源一郎]](当時[[WAR (プロレス)|WAR]])、[[ザ・グレート・カブキ]](同)、[[大森隆男]](当時[[全日本プロレス]])、[[ミル・マスカラス]]など団体所属外のレスラーがゲスト参戦した他、コメディアンの[[ドリュー・キャリー]]のような非プロレスラーがサプライズ・ゲストとして出場することもある。[[ウェイン・ファリス|ホンキー・トンク・マン]](2001年)、[[カート・ヘニング|ミスター・パーフェクト]](2002年)、[[ロディ・パイパー]]、[[ジミー・スヌーカ]](2008年)、[[ケビン・ナッシュ|ディーゼル]](ケビン・ナッシュ)(2011年)など往年のスーパースターが復帰参戦することも多く、ミスター・パーフェクトやナッシュのように以降団体に継続参戦することもある。また、レスラー1人あたりの運動量の調整が容易であることから、長期欠場していたスーパースターの復帰の舞台となる場合も多く、[[ジョン・シナ]]、[[エッジ (プロレスラー)|エッジ]]など、そのまま優勝してしまうケースまで存在する。▼
▲1990年代は、他団体との提携路線の一環として、[[カルロス・コロン]]([[WWC (プロレス)|WWC]])、[[ジェリー・ローラー]](
[[2018年]]の第31回大会より初めて、女子レスラーによるロイヤルランブル戦が開催された。▼
[[DDTプロレスリング|DDT]]など、WWE以外の一部の団体でもオーバー・ザ・トップロープ方式の時間差バトルロイヤルを「ロイヤルランブル(戦)」と呼称することがある。また[[大日本プロレス]]のように[[デスマッチ]]で行う団体もある(この場合、予めロープ2面に括り付けられた[[蛍光灯]]と、各選手が持ち込む[[凶器 (プロレス)|凶器]]を使用する)。▼
▲[[DDTプロレスリング|DDT]]など、WWE以外の一部の団体でもオーバー・ザ・トップロープ方式の時間差バトルロイヤルを「ロイヤルランブル(戦)」と呼称することがある。また[[大日本プロレス]]のように[[デスマッチ]]で行う団体もある(この場合
=== 歴代
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!イベント
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|<ref>{{cite web|url=http://www.wwe.com/shows/royalrumble/royal-rumble-womens-match?sf176733324=1|title=The historic first-ever Women's Royal Rumble Match announced for Jan. 28|author=WWE.com Staff|date=December 18, 2017|work=[[WWE]].com|accessdate=December 19, 2017}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.wwe.com/shows/royalrumble/2018/30-woman-royal-rumble-match-results|title=Asuka won the first-ever Women’s Royal Rumble Match; Ronda Rousey debuted|last1=Benigno|first1=Anthony|work=WWE|accessdate=January 28, 2018}}</ref>
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|rowspan="2"|{{small|30人男子ロイヤルランブル戦優勝者にレッスルマニア35で王座戦挑戦権}}
|[[セス・ロリンズ]]
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|{{small|[[ドリュー・マッキンタイア]]}}
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|{{small|エッジ}}
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|ブロック・レスナー
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|リア・リプリー
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|[[パメラ・マルティネス|ベイリー]]
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|colspan=9|{{center|(c) – refers to the champion(s) heading into the match}}
|}
▲== 記録 ==
=== 大会記録 ===
* 最長滞在時間 - [[レイ・ミステリオ・ジュニア|レイ・ミステリオ]](62分12秒)(2006年)
* 最
* 最
=== 通算記録 ===
* 最多出場回数 - ケイン(19回
* 最多優勝回数 - [[ストーン・コールド・スティーブ・オースチン]](3回)
* 最多エリミネート数 - ケイン(44人)
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{{WWE}}
{{WWEPPV}}
{{DEFAULTSORT:ろいやるらんふる}}
[[Category:WWEのPPVイベント]]
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