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また、セカイ系と名指しされたものはおおよそ、「[[ループもの]]の作品」「セカイ系への自己言及的応答作品」の二つがあるとしており{{Sfn|前島賢|2010|p=151}}、前者についてはゲームとの親和性、後者については従来のサブカルチャーで希薄だった批評的役割を担った作品であることを指摘している。そして、「セカイ系という運動、もしくは重力は、2010年代を迎えた現在、ほぼ消滅したといっていい」{{Sfn|前島賢|2010|pp=219-220など}}が、「現代学園異能」{{Efn2|『[[灼眼のシャナ]]』、『[[スプリガン (漫画)|スプリガン]]』のように、平凡な学園生活(日常)と並行して異能による戦闘(非日常)が進行する、主に[[ライトノベル]]を原作とする作品群。}} や「[[空気系]]」といった形式で継承されたとした{{Sfn|前島賢|2010|pp=227-235}}。
 
一方、同書の出版後には、セカイ系の文脈で語られることの多い『[[魔法少女まどか☆マギカ]]』、[[新海誠]]作品のヒットがあった<ref>[https://tvfan.kyodo.co.jp/feature-interview/column/1195318 【アニメコラム】『天気の子』 新海誠監督が今描く「セカイ系」の物語 | エンタメOVO(オーヴォ)]</ref>。新海の作風は「同人アニメの出身の『セカイ系』」と評された<ref>[https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/188984 ジブリ“独り勝ち”終焉か 「君の名は。」大ヒットの要因|日刊ゲンダイDIGITAL]</ref>。新海自身は「『セカイ系を作っている』という意識は、昔から特になかったんです。いま一番気になっているテーマや、みんなが共有していると思うような気持ちを描いたことが、結果的にそう言われている」とし、[[リーマンショック]]や[[東日本大震災|3.11]]の前は'''終わりなき日常'''が続く感覚があったため社会の存在感が薄かったのだろうと述べている<ref>[https://moviewalker.jp/news/article/200868/p2 『天気の子』新海誠監督が明かす“賛否両論”映画を作ったワケ、“セカイ系”と言われることへの答え - 2ページ目|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS]</ref>。
 
== その他の用法 ==