「アニメーション映画」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
HTML文字参照
341行目:
2013年に[[宮崎駿]]の『[[風立ちぬ (2013年の映画)|風立ちぬ]]』、[[高畑勲]]の『[[かぐや姫の物語]]』が公開されたが、宮崎は引退宣言(後に撤回)、高畑は2018年に死去し、ポストジブリとして様々な人物の名が挙がった。
 
2014年にジブリのホープ[[米林宏昌]]が『[[思い出のマーニー#アニメ映画|思い出のマーニー]]』でヒット。その作風は後に「[[後発医薬品|ジェネリック]]ジブリ」とも評された<ref>[https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/212813 “卒業生”作品で話題に「ジェネリックジブリ」って何だ?|日刊ゲンダイDIGITAL]</ref>。2014年末、スタジオジブリの制作部門が閉鎖され、アニメーター・スタッフの多くが退社した<ref>{{Cite web|和書|title=スタジオジブリの歴史|publisher=[[スタジオジブリ]]|url=https://www.ghibli.jp/history/|access-date=2023-07-15|first=Shinichi|last=Takai}}</ref>。
 
「ジブリロス」を埋める存在として長らくポスト宮崎として名が挙がっていた[[細田守]]は<ref>[https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/162993 「バケモノの子」興収60億円も 細田守監督“ジブリロス”埋める|日刊ゲンダイDIGITAL]</ref>、[[スタジオ地図]]初の作品『[[おおかみこどもの雨と雪]]』(2012年)をヒットさせ、その後も着実にポスト宮崎としてのヒットを重ねたが、その重圧が大きすぎることも指摘されている<ref name="hosokai">{{Cite web |title=細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】 |url=https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_78aae658-4d0f-4f29-b853-34ff66df4750.html |website=ぴあ |access-date=2024-03-12 |language=ja}}</ref>。細田本人も「ポスト宮崎」視を拒否しており、「宮崎駿的なものだったら、宮崎さんが作ればいいんです」と述べている<ref>{{Cite web |title=細田 守「宮崎駿になりたくてアニメをやってるわけじゃない!」 |url=https://news.nicovideo.jp/watch/nw322675 |website=ニコニコニュース |access-date=2024-03-12 |language=ja}}</ref>。
 
2016年に、美少女ゲーム業界出身という経歴を持つ[[新海誠]]による『[[君の名は。]]』がジブリ的でない絵柄で大ヒットした<ref name="hosokai" />。新海は従来、自主制作アニメ『ほしのこえ』(2002年)など「[[セカイ系]]」の文脈でニッチ層から高い評価を得ていたが、『君の名は。』は大衆性を持った作品となり10代から20代の若者世代を中心に広く受容された{{R|:0}}。100億円を超える興行収入はスタジオジブリ作品を除く国内アニメ映画では初の記録であった<ref>{{Cite news|title=『君の名は。』興収100億円突破!ジブリ以外の国内産アニメで初|url=https://www.cinematoday.jp/news/N0086243|newspaper=[[シネマトゥデイ]]|date=2016-09-23|access-date=2023-07-15|author=井本早紀}}</ref><ref name=":0">{{Cite news|url=https://realsound.jp/movie/2016/09/post-2675.html|title=『君の名は。』の大ヒットはなぜ“事件”なのか? セカイ系と美少女ゲームの文脈から読み解く|newspaper=[[リアルサウンド]] 映画部|publisher=blueprint|author=渡邉大輔|date=2016-09-08|accessdate=2023-04-12}}</ref>。