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ボートとモーターはすべて同一規格のもので([[ワンメイクレース]])、各[[競艇場]]に用意されており、開催初日の前日(「前検日」と呼ばれる)に抽選で各選手に割り当てられる<ref name="藤野2006-50">[[#藤野2006|藤野2006]]、50頁。</ref>。各競艇場は60ないし70機のモーターを保有しており、1つのエンジンは最大で1年間使用される<ref name="藤野2006-179">[[#藤野2006|藤野2006]]、179頁。</ref>。規格が同一のため、追い込み(終盤で全力を出して前の選手を一気に追い抜いてゴール)が決まることはほとんどない<ref name="藤野2006-51">[[#藤野2006|藤野2006]]、51頁。</ref>。
 
[[file:Mikuni-kyotei-07.jpg|thumb|180px|操縦席。左手でレバーを、右手でハンドルを握って操縦する。ハンドルのスポークに書かれている矢印は進行方向の目印]]
船内の操縦席にはハンドルとレバーが設置されている。ハンドルは[[舵]]ではなく、プロペラの向きをモーターごと変えるためのもので<ref name="蛭子1992-57">[[#蛭子1992|蛭子1992]]、57頁。</ref>、右に切ることでつないであるワイヤーが引っ張られ、モーターの向きが変わる<ref name="藤野2006-153"/>。レバーはスロットル<ref name="藤野2006-154">[[#藤野2006|藤野2006]]、154頁。</ref>。握ると出力が上がる<ref name="藤野2006-149">[[#藤野2006|藤野2006]]、149頁。</ref>。旋回は右手でハンドルを回してモーターの向きを、左手でレバーを操作してプロペラの回転を変えることで行う<ref name="蛭子1992-57"/>。レバーは手を放すと元の位置に戻る(キャブレター全閉)が、ハンドルは手を放しても元の位置には戻らない<ref name="藤野2006-154"/>。走行時、選手は船内に正座してボートを操作する<ref name="藤野2006-154"/>。