「カルバニア物語」の版間の差分

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== 概要 ==
[[1993年]]に徳間書店の『Noel』誌に、短編ファンタジーのシリーズの一編として掲載され、その後同じ世界観に基づいた作品が発表され徐々に連作としての形を取り始めていった。翌[[1994年]]、隔月刊漫画雑誌『[[Chara (雑誌)|Chara]]』の創刊に伴って同誌に移行し正式に『カルバニア物語』と銘打って連載が開始された<ref name="talking">『Noel』での第一作『プリンセス・トーキング』はカルバニアの隣国パーマー王国を舞台にした作品で、単行本1巻に読切作品として収録されている。</ref>。フェミニズムをテーマにし「非常に政治的に公正で、ユーモラスで、マイノリティへの配慮が行き届いている<ref>[https://ch.nicovideo.jp/cayenne3030/blomaga/ar444136 いまどきエンタメ解剖教室 「TONOとよしながふみの落差。」 海燕 ニコニコチャンネル]</ref>」こと、作家が同人誌出身であるという共通項から、しばしば[[よしながふみ]]の『[[大奥 (漫画)|大奥]]』と比較されることもあるが、主にBL作品を掲載するマイナー雑誌で連載されていることや、刊行速度の遅さもあり、『大奥』ほどの知名度はない。
 
カルバニア王国の若い国王が亡くなり、急遽即位した十代の女王タニアと、父の跡を継いで初の女公爵になることを目指す男勝りな公爵令嬢エキュー・タンタロットをメインキャラに、二人が慣習や常識と奮闘しながら少しずつ女性の地位と権利を確立していく様を描く連作マンガ<ref>[http://d.hatena.ne.jp/kaien/20070915/p2 「ファンタジィは女性をどう描いてきたか。」 海燕] Something Orange</ref>。一つ一つのエピソードは比較的短い。現在の時間軸の二人のストーリーに加え、幼少期や、カルバニア王国と周辺国の関係者が主役の話もあり、現在も『[[Chara (雑誌)|Chara]]』誌で連載中である。
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== あらすじ ==
{{要あらすじ}}
{| class="wikitable mw-collapsible mw-collapsed" border="1" style="white-space:nowrap;"
|+style="text-align:left;"|各話タイトル一覧
!巻
!タイトル
!話<ref>各回の扉ページに番号が振られている。1巻では「カルバニア{{ruby|物語|ものがたり}}Ⅰ」から始まってⅦまで続き、2巻では「STORY08」から始まって以降に続いている。目次にはない。</ref>
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|rowspan="9"|{{Center|1}}
|カルバニアン・クイーン||Ⅰ
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|フランシーヌの場合||Ⅱ
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|カエル色のダグラス||Ⅲ
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|女王陛下の{{wbr}}やんごとなきストレス||Ⅳ
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|永遠のエヴァ||Ⅴ
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|バスクの野望||Ⅵ
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|バスクの息子達【前編】
|rowspan="2"|Ⅶ
|-
|バスクの息子達【後編】
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|プリンセス トーキング
|
|<ref name="talking"/>
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|rowspan="7"|{{Center|2}}
|女王陛下の{{wbr}}やんごとなき不機嫌||08
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|ルーベンの次男||09
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|恋人達のゴンドラ||10
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|ダゴル長官の憂鬱||11
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|ペネローペの変身||12
|-
|タキオのまわり道||13
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|カラント・レッド||14
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|rowspan="6"|{{Center|3}}
|エキューⅠ
|rowspan="6"|15
|-
|エキューⅡ
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|エキューⅢ
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|エキューⅣ
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|エキューⅤ
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|エキューⅥ
|-
|rowspan="7"|{{Center|4}}
|コンラッド王子会見記Ⅰ
|rowspan="2"|16
|-
|コンラッド王子会見記Ⅱ
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|クロスチアの恋文||17
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|ライアンの短剣||18
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|カエル色の勘違い||19
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|エキューの裁判||20
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|うわさのふたり||21
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|rowspan="7"|{{Center|5}}
|秘密の友人||22
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|泣かないリアンダⅠ
|rowspan="3"|23
|-
|泣かないリアンダⅡ
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|泣かないリアンダⅢ
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|プレ・エダムの少年||24
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|シルヴァーナのつま先Ⅰ
|rowspan="2"|25
|-
|シルヴァーナのつま先Ⅱ
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|rowspan="7"|{{Center|6}}
|イサドラの転職||26
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|無敵のシェリル||27
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|ココア・タワーの幽霊Ⅰ
|rowspan="2"|28
|-
|ココア・タワーの幽霊Ⅱ
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|プリンセス・パーマー{{wbr}} プリンス・パーマー||29
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|リパータンの花嫁||30
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|チェルキー{{wbr}}キャンディーストア||31
|-
|rowspan="6"|{{Center|7}}
|タニアⅠ
|rowspan="3"|32
|-
|タニアⅡ
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|タニアⅢ
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|トトの災難||33
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|白い服のリンデルⅠ
|rowspan="2"|34
|-
|白い服のリンデルⅡ
|-
|rowspan="7"|{{Center|8}}
|エキューの誤算Ⅰ
|rowspan="2"|35
|-
|エキューの誤算Ⅱ
|-
|ライアン先生の休講Ⅰ
|rowspan="2"|36
|-
|ライアン先生の休講Ⅱ
|-
|コンラッドの混乱Ⅰ
|rowspan="3"|37
|-
|コンラッドの混乱Ⅱ
|-
|コンラッドの混乱Ⅲ
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|rowspan="7"|{{Center|9}}
|猟師と白鳥||38
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|闇市の掟Ⅰ
|rowspan="2"|39
|-
|闇市の掟Ⅱ
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|パーマーの兄弟Ⅰ
|rowspan="3"|40
|-
|パーマーの兄弟Ⅱ
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|パーマーの兄弟Ⅲ
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|コーディーの金髪||41
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|rowspan="8"|{{Center|10}}
|公爵の日||42
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|エキューの春Ⅰ
|rowspan="7"|43
|-
|エキューの春Ⅱ
|-
|エキューの春Ⅲ
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|エキューの春Ⅳ
|-
|エキューの春Ⅴ
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|エキューの春Ⅵ
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|エキューの春Ⅶ
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|rowspan="7"|{{Center|11}}
|公爵家のドレス||44
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|ホルグの未亡人||45
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|仮面の男||46
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|結婚しないカフの事情||47
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|公爵になる日||48
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|タキオとニコール||49
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|パスクの女たち||50
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|rowspan="8"|{{Center|12}}
|モンクレイの呪いⅠ
|rowspan="3"|51
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|モンクレイの呪いⅡ
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|モンクレイの呪いⅢ
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|コラソンの花園||52
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|蝶と花びら||53
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|女王陛下の迷路Ⅰ
|rowspan="3"|54
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|女王陛下の迷路Ⅱ
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|女王陛下の迷路Ⅲ
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|rowspan="7"|{{Center|13}}
|スルメの気持ち||55
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|ココア・タワーの女||56
|-
|アナベルの決心Ⅰ
|rowspan="3"|57
|-
|アナベルの決心Ⅱ
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|アナベルの決心Ⅲ
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|赤い対決||58
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|女王陛下のライバル||59
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|rowspan="8"|{{Center|14}}
|カイルの秘密||60
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|クロスチアの友人Ⅰ
|rowspan="6"|61
|-
|クロスチアの友人Ⅱ
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|クロスチアの友人Ⅲ
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|クロスチアの友人Ⅳ
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|クロスチアの友人Ⅴ
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|クロスチアの友人Ⅵ
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|ある日のバスク
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|rowspan="8"|{{Center|15}}
|カルバニアの宝石Ⅰ
|rowspan="4"|62
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|カルバニアの宝石Ⅱ
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|カルバニアの宝石Ⅲ
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|カルバニアの宝石Ⅳ
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|エキューの帰還||63
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|女王陛下の臨時休業Ⅰ
|rowspan="2"|64
|-
|女王陛下の臨時休業Ⅱ
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|裸足の公爵令嬢||65
|-
|rowspan="8"|{{Center|16}}
|タニアのまわりの男と女||66
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|結婚と再会のフーガⅠ
|rowspan="6"|67
|-
|結婚と再会のフーガⅡ
|-
|結婚と再会のフーガⅢ
|-
|結婚と再会のフーガⅣ
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|結婚と再会のフーガⅤ
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|結婚と再会のフーガⅥ
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|三歳の妹||68
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|rowspan="8"|{{Center|17}}
|タニアとコルトン||69
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|王子の失望||70
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|カフの昨今||71
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|タニアの混迷Ⅰ
|rowspan="3"|72
|-
|タニアの混迷Ⅱ
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|タニアの混迷Ⅲ
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|寵姫の秘密||73
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|女の子あれこれ||74
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|rowspan="7"|{{Center|18}}
|エロトークの渦||75
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|ナジャルの混迷||76
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|ラチェット||77
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|ナジャルと女と女と女||78
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|ベイビー・サイクロン||79
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|ナジャルと女と女と赤子||80
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|養母と実母||81
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|rowspan="7"|{{Center|19}}
|橋とたくらみ||82
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|赤ちゃん騒動||83
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|虚偽と真相||84
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|恋と命名式||85
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|転機||86
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|前例と外遊||87
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|妊娠とぶどう畑||88
|}
 
== 主な登場人物 ==