削除された内容 追加された内容
m wikify
23行目:
*: 旧ソ連は米国の戦略爆撃機部隊の迎撃用に核弾頭を備えた地対空ミサイルを配備していた。アメリカもまた陸軍の[[MIM-14 (ミサイル)|ナイキ・ハーキュリーズ]]や空軍の[[ボマーク (ミサイル)|ボマーク]]に核弾頭を用意していた。
{{-}}
[[Image:NIKE Zeus.jpg|thumb|ナイキ・ゼウス(当時呼称はジュース)弾道弾迎撃ミサイル]]
* [[弾道弾迎撃ミサイル]](ABM)
*: ABMは、運用形態としては地対空ミサイルである。初期のABMは例外無く核弾頭装備であった。これは現在の[[BMD]]でも問題になっているように、相対速度が極めて大きくなる弾道弾迎撃任務ではリアクションタイムが極めて短いため、必中を期して危害半径を大きく取れる核弾頭が採用されたのである。米国では高空迎撃用として[[LIM-49 (ミサイル)|ナイキ・ゼウス]](開発中止)、同じく[[LIM-49 (ミサイル)|スパルタン]]、低空用のスプリントなどが開発された。旧ソ連でもABMが開発されたが、その後の[[弾道弾迎撃ミサイル制限条約|ABM条約]]によって米国はミサイルの運用を中止、旧ソ連は[[モスクワ]]周辺に少数を配備するにとどめた。当時は核爆発に伴なう電磁パルス([[EMP]])擾乱が良く知られておらず、また[[放射性降下物|死の灰]](Fall out)の存在を考えると、自国上空でABMを使用した場合、例え迎撃に成功しても自国の被害はかなり大きな物になったと考えられる。