「カメルーンの歴史」の版間の差分

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Siyajkak (会話 | 投稿記録)
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==帝国の影響==
サハラ西南部には帝国が次々と興った。現在の[[モーリタニア]]南部を中心として4世紀(ないし7世紀)に成立した[[ガーナ帝国]]、11世紀には現在の[[マリ共和国]]を中心とした[[マリ帝国]]、1564年に現在のマリ、モーリタニア南部、[[ナイジェリア]]北部、[[ニジェール]]を版図として成立した[[ソンガイ帝国]]、1848年に成立したトゥクロール帝国などである。いずれも[[ニジェール川]]流域に位置する。
 
一方、カメルーン北部が属するアフリカ中央部は帝国の成立に適しておらず、唯一、[[カネム・ボルヌ帝国]]が成立しただけであった。カネム・ボルヌ領域の版図はチャド湖の南西岸を中心とした半径200~300kmの領域であった。9世紀に成立し、19世紀(1840年代)に騎馬民族であるフルベ族に滅ぼされるまで約1000年間、カメルーンに影響を与え続けた。