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しまでん (会話 | 投稿記録)
→‎偽終止: en:Cadence (music) (18:07, 10 August 2009 UTC) より偽終止の説明を部分訳して加筆。
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m →‎偽終止: 曲名に「 」
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V の和音(ソ・シ・レ)またはその派生和音(V<small>7</small> など)から I 以外の和音(典型的には II<small>m</small>(レ・ファ・ラ)、VI<small>m</small>(ラ・ド・ミ)、VI(ラ・#ド・ミ))に進行して終始するもの。浮遊感を呼び起こすため弱い終止だとされる。聞く人に意外な印象を与えるので、偽終止の名がある。本来楽曲の終わりであるはずの所に、さらに曲を続けたいような場合に用いられることが多い。
 
とりわけ有名な例では[[ヨハン・ゼバスティアン・バッハ]]の[[パッサカリアとフーガ|パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582」(BWV582)]]のコーダにおいての使用である。聴衆に I の和音への解決を期待させながら、印象的な[[フェルマータ]]で聴衆を完全に煙に巻き、D<sup>♭</sup><small>M</small> の第一転回形(<sup>♭</sup>II - [[ナポリの六度]])へ偽終止させている。意味深長なポーズに続いて、「本当の」エンディングが始まるのである。
 
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