「ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス」の版間の差分

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1992年11月20日にバンプレストから[[スーパーファミコン]]専用ゲームソフトとして発売された。
 
SDの[[機動戦士ガンダム]]([[SDガンダム]])、[[仮面ライダー]]、[[ウルトラマン]]が活躍する[[コンパチヒーローシリーズ]]の一作だが、RPGであるためかコンパチヒーローシリーズとしては珍しくヒーローの擬人化をしておらずドラマ性が高い。また、子供には理解できないような小ネタが随所にちりばめられており、そういった意味でも従来のコンパチヒーローシリーズとは一線を画している。
 
各シリーズのキャラクターが共存する惑星エルピスにおいて、[[アムロ・レイ]]、[[仮面ライダーBLACK|南光太郎]]、[[ウルトラセブン (架空のキャラクター)|モロボシ・ダン]]で構成される部隊であるゼウス('''Z'''et '''E'''xtraordinary '''U'''nited '''S'''pace:連邦特別大使)が、各シリーズの敵キャラクターで構成されるテロリスト軍団を相手に戦う。
 
1度の戦闘は最大味方4名・敵4名で行われる。ゼウス味方側にはアムロ、光太郎、ダンの3人の他にガンダム系、ライダー系、ウルトラ系、バンプレストオリジナルのキャラクターが1名参する(ただし一時的にそれより少ない人数で戦う事もある)。
 
==ステージ構成==
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なお、本作の戦闘時の並び順はやや特殊で、メニュー画面での並び順が1番上のキャラクターは、戦闘画面では上から3番目に配列される(1人行動のときに戦闘画面のほぼ中央に立つ位置である)。それ以外のメンバーはメニュー画面同様に上から並べられる。コマンドの入力順もこの戦闘画面での並び順に準ずる。
 
敵も同様に行動を選択してゼウス側を攻撃したり、自己のHPを回復する。敵のHPを0にするか、撤退させれば勝利となる。ゼウス側の個々のメンバーは、HPが0になれば戦闘不能となる。その場合、その戦闘が終了するまで、そのメンバーは戦闘に参加する事は出来ない。(戦闘終了後、HP1の状態になっている
 
HP、ステータス異常、根性は病院で回復させることが出来る(根性の回復は診察室に入るだけでよい)が、TPは戦闘かリテクニカルカプセルを使用することでしか回復が不可能である。
その為、リテクニカルカプセルが購入できるようになる後半までは、通常の敵と戦闘することも大切であり、ボス戦までにいかにTPを高い状態で挑むかどうか考える必要がある。
 
本来はクリティカルヒットは一定の間隔でしか出ないが、HPが1の場合、高確率でクリティカルヒットが出る。ただし、このゲームは戦闘中にHPが0になるとその戦闘では回復して復帰する事が出来ないので、使いやすい手段とは言えない
{{ネタバレ}}
 
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: [[ウルトラセブン (架空のキャラクター)|ウルトラセブン]]に変身する[[ウルトラ警備隊]]隊員。冷静沈着で、念力や透視といった超能力を有する。
: 特殊能力の「念力」で、そのまだ行動していない敵の行動と阻止する事ができる。必殺技は原作の設定通り光線技が多く、破壊力は総じて高い。また、ウルトラ戦士に共通する点として、必殺技のリライブ光線使用で全員HP回復ができる。条件を満たすと、最強の隠し必殺技である「流星キック」を習得するが、二番目に強力な必殺技である「アイスラッガー」のみでも[[カウンターストップ]]させる程のダメージを与えられる。
: 本作のウルトラ系の味方キャラクターは、一般的なRPGでいう所の魔法使いと僧侶の役割を兼ねている。そのため通常の攻撃力は低く、また行動も一番遅い。なお、[[ザラブ星人]]の変装に騙されてウルトラアイを盗まれた時は、[[カプセル怪獣]]の[[ウインダム (ウルトラ怪獣)|ウインダム]]を呼び出して戦わせる。ウインダムの特殊能力は「死んだふり」で、敵の攻撃対象とならない能力である。(そのためウインダムのみで戦闘時に「死んだふり」を使用すると敵味方とも何もせずにターンが終了する)また、必殺技のTP消費が(リライブ光線・ウインダムバリアー・ウインダムダイナマイトを除いて)極端に少ないのも特徴。代わりに命中率も良くない。
: 年長者の為かチームのまとめ役のような役割を果たしている。また原作同様に女性には弱く、ウルトラアイが盗まれるイベントが再現されている。冷静になる事で実力を発揮するタイプと評されている。なお、ゲーム中、苗字が違う東光太郎がダンを「兄さん」と呼ぶのを疑問に思われた際は、[[ウルトラ兄弟]]である事を隠すためにダンの両親が他界した後、東光太郎の両親に引き取られて兄弟のように育てられたためだと説明したが、実際にセブンとタロウは従兄弟という設定がある<!--(これはウルトラの父と母の養子(つまりタロウの義理の兄)である[[ウルトラマンA]]の設定も混じっているのかも知れない)-->。
; ギリアム・イェーガー(ゲシュペンスト)
: 記憶喪失で演習場に倒れていたところを特殊部隊「α部隊」に採用され、後にゼウスに入る[[バンプレストオリジナル]]キャラクター。
: [[ゲシュペンスト]]というパワードスーツに搭乗して戦う。特殊能力は「リカバー」で、成功すると自分に若干のダメージを与える代わりに他の3人のHPを回復する(失敗に終わることもある)。ゲーム開始時からパーティに参加するが、倒壊するショッカーのアジトから少女を救出する際に行方不明となる。この際に記憶が蘇り、世界の未来に待つ破滅を予知した為、全ての[[テロリスト]]組織を統括し全世界の統一と、新たな理想郷の建設を計った(自分のやっている事は間違っているという自覚はあった様子)。テロリスト組織においては「アポロン」と名乗り、最終決戦ではXNガイストに搭乗、ゼウスに戦いを挑むが敗れる。その後、アムロ、南光太郎、ダンに自らの正体を明かし、崩壊するヘリオス要塞と運命を共にした。エンディングではかつて救出した少女に「G・J」という人物から熊の縫い包みが届き、ギリアムの生存が示唆されている(後述する後の作品への登場を考えると、本当に彼が送ったかは疑問が残る)
: 一件クールに見えるが、義理人情に篤く、頭に血が上りやすい性格である。アポロンになってからもかつての仲間であるアムロ達をワザと見逃すなどしていた(ギリアム自身もアムロ達を「俺の最大の弱点」と言っている)。また、意外とノリが良い。強いカリスマ性を持ち、アポロンとして敵対していたテロリストを一つにまとめたほどである(シロッコ、シャドームーン、ヤプールもギリアムに対して絶対の忠誠を誓っている)。
: 本作以降の彼の詳細については[[バンプレストオリジナルのキャラクター一覧#旧・特殊戦技教導隊]]を参照。
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: [[科学特捜隊]]隊員で、[[ウルトラマン|初代ウルトラマン]]に変身する。特殊能力は「テレポート」で、弱い敵相手なら成功すればまとめて消しさることができる。ダンのウルトラアイが盗まれウルトラセブンに変身できないときに仲間になってくれるので、貴重な戦力である。
; [[仮面ライダーV3|風見志郎]](ライダーV3)
: [[仮面ライダーV3]]に変身する。特殊能力は「ホッパー」で、これにより敵の能力・性能を知ることができる(怪獣大図鑑と同じ効果)。愛車のハリケーン号は登場しない。変身前の姿は早川健(『[[快傑ズバット]]』の主人公で、ズバットに変身する)の姿をしており、本作での彼の設定も殆ど早川健であるが、これは『仮面ライダーV3』の主人公・風見志郎を演じた[[宮内洋]]が早川健を演じていたことに眼を着けたスタッフのお遊びである(ただし、その事を知らないために志郎の人物を誤解したプレイヤーも多い)ズバットの設定が付加されたせいか、仲間になった時点でのレベルが高く、圧倒的に強い。本作のEDは志郎が夕焼けの下でギターを弾き鳴らすところで締め括られる。
: 「二人の地平線」を思わせる曲をギターで弾き語る癖があるが、ダン曰く「音痴」とのこと。しかし、EDの最後では(台詞はないが)きちんと弾き語っている。
; [[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL#魔装機神操者|マサキ・アンドー]](サイバスター)
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: ジオンのエースパイロットだったが、ジオン滅亡後にてアムロと協力してシャングリラ市で宝探しをする。[[サザビー (ガンダムシリーズ)|サザビー]]に搭乗するニュータイプ戦士である。
: 本作ではハマーンと会う事は無かった。ザビ家に敵対心を持っていたらしき発言をしているが、ガルマの死には関わっていないようである。また、ララァが登場しない事や、基本的に敵対しない事からアムロとの確執も存在せず、彼の相談に乗る事もある。
: 特殊能力は「ファンネル」。ガルマと共にこのゲームの最初のボスキャラである(この時はシャア専用ザクに搭乗)が、どう戦っても強制的に戦闘終了を余儀なくされる(ただし裏技で倒す方法も存在する)
; [[エルピー・プル]](キュベレイMk-II)
: アムロがシャアと宝探しをした後でジュドー・アーシタ(後述)の妹・リィナが誘拐された際、アムロと共に戦う。キュベレイMk-II(ハマーンのキュベレイの色違い)に搭乗する。特殊能力は「ファンネル」。後半、ジュドーの家を訪れると、[[全裸]]で走り回ってリィナに追いまわされている。
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: ティターンズの司令官。後にクーデターを起こすが最終的にはシロッコに暗殺されてしまう。アムロの実力を評価しており、ティターンズに引き抜こうとしていた。
; [[ジュドー・アーシタ]]
: アクシズ戦争で活躍した[[ΖΖガンダム]]のパイロット。現在はシャングリラ市でジャンク屋を営んでいる。アムロ達の宝探しに参加する。愛機ΖΖガンダムは転送装置が故障しているため登場しない。なぜか自宅の側にザクの頭がおちている。
; [[リィナ・アーシタ]]
: ジュドーの妹。プルの面倒を見ている。後に死神博士に誘拐されてしまう。
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: なお、本来ゲドンの獣人は動物を改造するのだが、本作では人間を改造した事になっている。
; [[仮面ライダーストロンガー|城茂]]
: 仮面ライダーストロンガーに変身するが、本作では変身後の姿は出てこない。光太郎に「電キック」を伝授する。ある少年に特殊なナイフで刺されてしまい、変身機能が破壊されてしまった。超電子ダイナモがあれば回復出来ると言うが…。南光太郎が超電子ダイナモを「超電子ダイナマン」と間違えたのは、スタッフの遊びだろう([[科学戦隊ダイナマン]]と[[超電子バイオマン]]を混同させたと思われる)
; [[仮面ライダーZX|村雨良]]
: 仮面ライダーZXに変身するが、本作では変身後の姿は出てこない。光太郎に「ZXシューティングスター」を伝授する。バダンと戦っていたが、バダンに所属していた不死身の怪人カイザーグロウに苦戦させられていた。光太郎がカイザーグロウに苦戦しているところを呼び戻し、戦闘を中断させた。後にカイザークロウの弱点を[[仮面ライダースーパー1|沖一也]]に聞き、光太郎に伝える。
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: ウルトラ一族に伝わる伝説の人物。ダンの潜在能力を覚醒させる。この世界でかつて存在した光の神と闇の魔王と同等の存在(また光の神自身)であることをヤプールに示唆されている。
; [[ハロ (ガンダムシリーズ)|ハロ9000]]
: ゼウスの総司令を務めるネットワークコンピューター。情報を集めゼウスのメンバーに指令を出すが、決定権はメンバーにある(逆に「いざと言うときに役に立たない」とツッコミをいれられることも)。メンバーに通信する時は[[ハロ (ガンダムシリーズ)|ハロ]]の姿で出てくるが、アムロの作ったハロとは別物である(ちなみに、アムロが作ったハロはアムロの家の犬小屋になぜか入っている)。光太郎のセリフ「なまえからしてあやしい」と言うのは、映画『[[2001年宇宙の旅]]』で乗組員に対して反乱を起こしたコンピューター「HAL9000」のパロディ。(なお、ハロ自体の名前の由来も「HAL9000」からきている
; ニック
: α部隊時代のギリアムの戦友で、記憶を失っていたギリアムにとっては家族同然の人物。ゼウス結成後に少しだけ登場し、α部隊がゼウスとは別にテロリスト(ショッカー)の鎮圧に向かう事を伝える。この時、ギリアムはα部隊が壊滅する事をおぼろげに予知してしまい、予知通りにα部隊は地獄大使の手によって全滅してしまった。α部隊は他にもコーリャ、フレディという人物がいる。
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: デストロンの幹部。カニレーザーに変身する。風見志郎の親友[[快傑ズバット|飛鳥五郎]]を殺した真犯人である。後にジェネラル・シャドウと手を組むが、志郎によって飛鳥の仇として倒された。
; [[仮面ライダーX#GOD機関/GOD秘密機関|アポロガイスト]]
: GOD機関の幹部。仮面ライダーXの宿敵。初登場時はバリアを張ってゼウスの攻撃を防いでいたが、神敬介から託されたライドルによってバリアを破られる。後にネオショッカー所属となる。NSミサイル発射の際、ミサイルの調整を行う部下達を守って光太郎と激闘を繰り広げ、敗北後は部下を見逃がすように光太郎に頼むなど、原作とは違い正々堂々とした人物であり、部下達からも慕われていた。光太郎に一文字の無事を伝えた後、仮面ライダーXとの決着を心残りにしながら散っていった。HPが減ると攻撃が全体攻撃になるので注意
; [[仮面ライダーアマゾン#ゲドン|十面鬼]]
: ゲドンの首領。飛鳥五郎を殺した犯人だと風見志郎に疑われたが、彼にはアリバイがあった。
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: デルザー軍団の幹部。4人に分身する。原作とは違って、オカマ口調で卑劣な性格。シャドームーンに対して卑屈な態度を取るが、いずれは彼よりも成りあがろうと企んでいる。デストロンのドクトルGと手を組むが、ドクトルGを追っていた風見によって軍団は壊滅させられてしまい、それを知って呆気なく命を落とす。
; [[仮面ライダースーパー1#首領|カイザーグロウ]]
: バタンのペットである不死身の怪人(ドグマは既に壊滅している)。弱点を知らなければ一切ダメージを与えられず、その弱点は沖一也しか知らない。ネオショッカーに比べて規模が小さいバダンがネオショッカーに対抗できたのはこの怪人がいたためである。アポロガイストらが放ったNSミサイルでバダン基地が壊滅した際に驚いて逃げ出してしまう。後にヘリオス要塞のシャドームーンの前座として現れるが、既に村雨良を通じて光太郎に弱点が教えられていたために破れる。ちなみに弱点を知っているのは光太郎だけなので、他の3人はダメージを与える事が出来ない。1ターンで11回もの攻撃を行う事がある。だがこの時ファンネルバリアなどをはっとけば全部防げる。なお、変身前の姿であるテラーマクロは登場しない。
; [[シャドームーン]]
: アポロンが最も信頼する側近の1人。光太郎の宿敵。終盤、一瞬だけ光太郎の幼馴染にして自身の正体である秋月信彦と思しき発言をしてしまい、光太郎は嬉しそうに反応していた。最初の光太郎との一騎打ちでは光太郎は必ず敗北してしまい廃棄所に捨てられる。
; 剣聖ビルゲニア
: ギリアムに空間転移させられた光太郎が入っていた棺桶の隣の棺桶に入っていた人物。シャドームーンを付け狙っているが、光太郎はあまり眼中に入れていない(というより、記憶を失っていたようである)。登場イベントのせいでマヌケな印象がある。この世界では既にゴルゴムは壊滅しており、諸々の描写(初登場時からシャドームーンの名前を口にし、光太郎に「見覚えがある」と発言する・光太郎は二回目にビルゲニアに会った時は「俺の事を忘れたのか?」と旧来の知人のような発言をする・一文字の「ビルゲニアが復活した」という発言等から)からその戦いの中で一度命を落としていたようである
; [[バルタン星人]]
: ウルトラマンの宿敵。ホシノ少年に化ける事によって科特隊を食中毒で機能停止させる。後に分身して何度も戦闘したりもする。光太郎からは「セミ野郎」と呼ばれていた。科特隊潜入時の一生懸命なジェスチャーは必見。最後まで決着が付かないキャラクターである。
; [[ザラブ星人]]
: バルタン星人の部下。女性に化けてダンのウルトラアイを盗んだ。[[エレキング]]を従えているため、役割的には原作の[[ピット星人]]が元ネタと思われる。
; [[メフィラス星人]]
: 原作同様対話で侵略しようとしていた異星人。ダンにすべての策略を阻止された事で戦いから身を引く事を考え、改心するが裏切り者としてヤプールに抹殺されてしまう。
; [[ヤプール人|ヤプール]]
: アポロンが最も信頼する側近の1人。配下に[[エースキラー (ウルトラ怪獣)|エースキラー]]や[[ベムスター]]がいる。[[犬神家の一族|すけきよ]]という人物に変身していた。卑劣な手段を多様しており、最後はメフィラス星人を殺害し、ダンになついていた[[バードン]]をけしかけた事で彼の怒りを買い、アポロンの3人の側近の中で唯一死亡してしまった。
 
== 本作オリジナルのメカニック ==
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* 『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』(マサキ・アンドー、シュウ・シラカワ、クロ、シロ、サイバスター、グランゾン)
* 『[[快傑ズバット]]』(飛鳥五郎(名前のみ))
* 『[[特捜最前線]]』(桜井哲夫、スタッフのお遊び的にある町の病院に入院している
 
==関連作品==