「誘電率」の版間の差分
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ところで、[[真空]]中での[[電荷密度]] ρ とそれによって与えられる[[電場]] E との関係は次の[[マクスウェルの方程式|マクスウェル=ガウスの式]]
: <math>\nabla \cdot \boldsymbol{E} = \frac{\rho} {\varepsilon_0}</math>
で定義される。ここで係数 ε<sub>0</sub> は真空の誘電率とよばれ、値は ε<sub>0</sub> = 8.
真空の[[透磁率]]を μ<sub>0</sub>、[[光速度|光速]]を c とすると次の関係がある。
: <math> \varepsilon_0 = \frac{1}{\mu_0 c^2} </math>
なお、真空の誘電率 ε<sub>0</sub> というと、真空も[[誘電体]]であるかのような錯覚をしがちだが、ε<sub>0</sub> は[[MKSA単位系]]のつじつまを合わせるために必要な人工的な値であって、[[電磁気の単位#CGSガウス単位系|CGSガウス単位系]]などでは必要とされないものである。真空は誘電体ではない。
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