「甲州財閥」の版間の差分

'''甲州財閥'''（こうしゅうざいばつ）とは、[[明治|明治期]]の[[東京]]や[[横浜市|横浜]]で顕著な経済活動を行っていた[[甲斐国|甲州]]（[[山梨県]]）出身の実業家たちのことである。甲州財閥で特に、著名な人物は、[[若尾逸平]]、[[若尾幾造]]、[[若尾璋八]]、[[雨宮敬次郎]]、[[根津嘉一郎]]、[[小野金六]]、[[穴水要七]]、[[小池国三]]、[[佐竹作太郎]]、[[神戸拳一]]である<ref>『[[#老川 (1996)|鉄道]]』（p101）</ref>。その中でも若尾逸平と雨宮敬次郎は二大巨頭と言われている<ref name="老川 (1996) p102">『[[#老川 (1996)|鉄道]]』（p102）</ref>。甲州財閥の実業家たちは協力し合うこともあったが、対立することもあった<ref name="老川 (1996) p102" />。対立の一例としては、雨宮敬次郎は1893年10月に[[東京都電車|東京市街鉄道]]の設立を申請しているが、若尾逸平は翌11月に[[東京馬車鉄道]]の電化を申請しており、東京市街の鉄道において二人は対立していた<ref>『[[#老川 (1996)|鉄道]]』（p104）</ref>。