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#REDIRECT [[ガスFile:Turboshaft operation.png|thumb|280px|タービンボシャフトエンジンの構造]]
'''ターボシャフトエンジン'''(Turboshaft engine)は[[ジェットエンジン]]/[[ガスタービンエンジン]]の一種。ジェットエンジンが排気の噴出力を推進力として利用するのに対し、タービン排気より[[軸出力]]を取り出し、それを用いる方式である。[[戦車]]や船舶用ガスタービンなども軸出力を用いている点では同等であるが、航空機用エンジンとして用いられている場合、''ターボシャフトエンジン''と呼ばれる。
 
== 概要 ==
ターボシャフトエンジンのエンジンの構造は、燃焼部と出力部に分けられる。燃焼部は[[ターボジェットエンジン]]と同等の構造であり、圧縮機、燃焼室、タービンと吸排気口などからなる。出力部は、タービン部に付加されており、排気はフリータービンにより回転軸出力として取り出される。圧縮機・タービン軸と連結されていないフリータービンを用いることにより、安定した軸出力が得られ、[[クラッチ]]や[[変速機]]を介してローターなどを回転させる。
 
[[ターボプロップエンジン]]では、軸出力のほか、排気を一部推進力に利用しているが、ターボシャフトエンジンでは排気を推進力としては用いない点が異なる。フリータービンを用いたものもあるが、ターボプロップエンジンでは圧縮機・タービン軸と連結された回転軸より軸出力を取り出している。
 
ターボシャフトエンジンは、特に[[ヘリコプター]]向けとして用いられている。最初の実用的なターボシャフトエンジンはフランスの[[チュルボメカ アルトウステ]]であり、[[1947年]]に開発された。ターボシャフトエンジンは、それまでヘリコプターに用いられていた[[レシプロエンジン]]に比較し、燃費の悪化こそあるものの、小型・軽量で安定した高出力を有し、振動も少ないという利点を有していた。チュルボメカ アルトウステを搭載した[[シュド・エスト SE.3130|アルエット II]](1955年初飛行)はヘリの高度記録を樹立するなど、良好な性能を発揮し、ターボシャフトエンジンの有効性を示した。
 
== 外部リンク ==
{{commonscat|Turboshaft engines}}
* [http://www.jal.co.jp/jiten/dict/p217.html#01-02-04 航空実用辞典]
* [http://www2g.biglobe.ne.jp/aviation/helohistory8.html ヘリコプターの歴史 その前史と誕生と発展と(8)タービン革命]
{{DEFAULTSORT:たあほしやふとえんしん}}
[[Category:ターボシャフトエンジン|*]]
[[Category:航空用エンジン]]
[[Category:ガスタービンエンジン]]
[[ar:محرك عمود دوران توربيني]]
[[ca:Turboeix]]
[[cs:Turbohřídelový motor]]
[[de:Wellenleistungstriebwerk]]
[[en:Turboshaft]]
[[es:Turboeje]]
[[fr:Turbomoteur]]
[[ko:터보샤프트]]
[[it:Turboalbero]]
[[nl:Turboshaft]]
[[ja:ジェットエンジン#ターボシャフトエンジン]]
[[pl:Silnik turbowałowy]]
[[sk:Turbohriadeľový motor]]
[[zh:渦輪軸發動機]]