「グリーティングカード」の版間の差分

[[オーストラリア]]には様々なルーツを持った人が住んでいるが、その多くは欧米からの移民であり、それに伴ってグリーティングカードの習慣も存在する。オーストラリアのクリスマスは夏であり、他の国とは一風変わったデザインのカードを見ることができる。またオーストラリアは宗教的背景も多種多様であり、例えば[[ムスリム]]に[[クリスマスカード]]を送るのは避けたい（彼らにとってキリスト教は討ち果たすべき敵）。

欧米などではグリーティングカードとしては[[クリスマスカード]]が一般的だが、日本では新年におくる[[年賀状]]が多く取り交わされる。[[日本郵政]]の発表によると，2011、2011年度に発行された2012年用の年賀葉書の枚数は[http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2011/1226_01.html 36.7億枚]であり、対[http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2010/1227_01.html 前年]比4％減となった。因みに、10年前、2001年度発行の2002年用葉書の発行枚数は40.2億枚であり、10年間で約8.74%の減少となっている。減少理由については[http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/kurashi/201101shirokuro/10.shtml 文具メーカーが実施した調査]によると、「長引く景気低迷で郵便代や作成費の負担感もあるが、虚礼廃止から年賀状を自粛する慣習が定着したことも影響している」と分析している。

[[儒教]]が主流の韓国だが、キリスト教信仰者が比較的多く、クリスマスカードもよく取り交わされる。しかし依然として年賀状のほうが優勢であるようだ。

アメリカでは、年に一度のクリスマス、母の日、父の日、バレンタインデーの季節の挨拶や、日々の挨拶として（感謝、お祝い、お見舞いなど）グリーティングカードが広く一般に使われている。全米グリーティングカード協会([http://www.greetingcard.org/ Greeting Card Association])によるとアメリカ人は年間７０70億枚のカードを買い求め、年間販売額は７５75億ドルに上る。１1人当たり平均２０20枚以上のカードを受け取り、そのうちの３3分の１1は誕生日カードであると言う。また、電子グリーティングカードも幅広い年齢層で使われており、その数は年間５5億枚に達する。

電子グリーティングカードは1994年後半にMIT Media Labの[http://en.wikipedia.org/wiki/Judith_Donath Judith Donath]によって作成された。それはElectric　 Postcardと呼ばれており、当初は一日10－2010-20通であったが、その後爆発的に利用が広がり、1995－19961995-1996年のクリスマス時期には一日19,000通を超えるカードが送られた日があり、1996年春までには合計170万通を超える数のカードが送信された。Electric Postcardは1995年のGNNベストオブザネット賞（[http://www.thefreelibrary.com/GNN%27S+second+annual+%22Best+of+the+Net%22+awards+celebrate+the+rich...-a017549824 GNN Best of the Net award]）をはじめ、数々の賞を受賞した。