「ノールカップ」の版間の差分

高さ307mの断崖で、位置は[[緯度|北緯]]71度10分21秒、[[経度|東経]]25度47分40秒で、[[北極点]]からは2,102.3kmである。ノールカップは[[大西洋]]の一部である[[ノルウェー海]]と[[北極海]]の一部である[[バレンツ海]]との境界にあたる。

この岬は、[[1533年]][[イギリス]]の探検家[[リチャード・チャンセラー]]が、[[北極海航路|北東航路]]を探しているときに、North Capeと命名された。[[ノルウェー語]]のNordkappはこれを訳したものであり、[[日本]]でも意訳して'''北岬'''と呼ばれることがある。その後、多くの[[探検家]]たちが、ノールカップの断崖を登った。[[1943年]]にはこの岬の沖の北極海で[[北岬沖海戦]]が戦われた。

この岬に通じる道路が開通したのは[[1956年]]であった。今日では、ノールカップは観光地として知られている。

[[ロヴァニエミ]]（[[フィンランド]]）から路線バス（急行）が12時間20分かけて運航されている（123ユーロ）。その他、最寄の町、[[ホニングスヴォーグ]]から路線バスが1日1 - 3便（時期によって便数や時間帯が異なる）所要30分（100[[ノルウェー・クローネ]]）。いずれも夏季のみの季節運航であり、冬季は[[タクシー]]または[[レンタカー]]での利用となる。

最寄空港はホニングスヴォーグ空港。[[トロムソ]]等から便がある。（ホニングスヴォーグ市内から4km100ノルウェー・クローネ程度）