「スーパークルーズ」の版間の差分

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== その他 ==
「アフターバーナーを使わなくとも音速を突破できる事」は、厳密に言うと「スーパークルーズ」(超音速巡航)と同義ではない。「スーパークルーズ」という単語には「超音速で長時間安定して飛行する事」という以上の意味はなく[要出典]、「アフターバーナー不使用」は「ターボジェットあるいはターボファン機で」長時間飛行を達成するための「よくある条件」の1つでしかない。アフターバーナーを使用する間は燃料消費が格段に増え、結果その分だけ飛行可能な時間や距離が短くなる。
 
例えばコンコルドは離陸と音速の突破にはアフターバーナーを要し、[[B-58 (航空機)|B-58]]やツポレフ[[Tu-144]]、[[SR-71]]は巡航時にもアフターバーナーを必要としている。前3者は大量の燃料を搭載することで、後者は超音速域で[[ラムジェット]]に近い働きをするエンジンの採用することで、実効的なスーパークルーズを達成していた。特にB-58の場合は、採用しているエンジンは[[F-4 (戦闘機)|F-4]]など他の多くの戦闘機のものと同一であり、超音速巡航を実現したのは大量の燃料を搭載したことによるものである<ref>B-58の項目においては「J79は(中略)連続2時間のアフターバーナー使用が可能となっており、このエンジンなくしてB-58の超音速巡航は実現不可能だった。」と記述されるが、そもそも戦闘機において長時間アフターバーナーを使用できるだけの燃料搭載は不可能である。</ref>。