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==媒介者==
[[image:Ixodes_scapularis.png|left|thumb|200px|媒介する ''Ixodes ricinus'' 群のマダニ (''I. scapularis'') ]]
ライム病ボレリアを媒介する ''Ixodes ricinus'' 群のマダニは北半球の[[温帯]]から[[亜寒帯]]に広く分布している。[[ユーラシア大陸]]では ''I. ricinus'' と[[シュルツェマダニ]] ''I. persulcatus'' が、[[北アメリカ大陸]]では ''I. scapularis'' と ''I. pacificus'' が ''Borrelia burgdorferi'' を消化管に保菌しており、媒介者として機能している。具体的には、病原体を保有する野ネズミ、鳥に吸血し病原性を有したマダニにより媒介する。日本ではシュルツェマダニが媒介者となっており、他にヤマトマダニから ''B. japonica'' が高率で検出されているが、この ''B. japonica'' は病原性がないかきわめて微弱であると考えられている。シュルツェマダニは北方系で日本では中部地方以北で密度が高い。北海道では平地の草むらでも普通にみられる。