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当然のことであるが、50トン程度の重戦車ですらその自重のために橋が渡れないことを想定してシュノーケル装備による潜水渡河を考慮しており、軟弱地盤にはまって行動不能になる、また機械故障や戦闘損傷で走行不能になった際の回収作業に相当の困難を生じたことを考えれば、1000トン・1500トン級の超巨大戦車が完成したとしても、道路や橋がその重量を支えられるはずもなく、故障・損傷が生じた際の対処は事実上不可能に近いものがあったと推察される。装甲性能は主砲塔転用予定の[[シャルンホルスト級巡洋戦艦]]準じていると考えられる為その巨砲塔及び車上面装甲最低でも180㎜に達し、側面及び正面装甲も同様に350㎜以上と考えられる為、[[エレファント重駆逐戦車]]を超える装甲を持つラーテに対しては、[[重砲]]の直接照準射撃や航空機の爆など格好の目標通常攻撃手段だけ無力化は事実上不可能であろうと考えられる。
 
[[ティーガーI]]重戦車の実戦での運用結果から上記のような問題が現実の事項として認識されるようになり、軍需大臣[[アルベルト・シュペーア]]により1944年にはラーテはP1500と共に計画中止とされ、構想のみに終わった。