「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の版間の差分

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そうして人々は、世俗内において、信仰と労働に禁欲的に励むことによって、社会に貢献し、この世に神の栄光をあらわすことによって、ようやく自分が救われているという確信を持つことができるようになったのである。
 
しかし、この禁欲的プロテスタンティズムが与えた影響で大事なことはそれだけではなく、なにより、「利潤の肯定」、「利潤の追求の正当化」、つまり金儲けに正当性を与えたことであった。
 
世界的に世界史的に、それまで金儲けというのは、善と悪どちらかといえば悪であり、少なくとも積極的に肯定されるものではなく、正当性を持たなかった。