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'''誘電率'''(ゆうでんりつ、{{lang-en|permittivity}})は物質内で[[電荷]]とそれによって与えられる力との関係を示す係数である。電媒定数ともいう。各物質は固有の誘電率をもち、この値は外部から[[電場]]を与えたとき物質中の[[原子]](あるいは[[分子]])がどのように応答するか([[誘電分極]]の仕方)によって定まる。
 
== 古典論 ==
ところで、[[真空]]中での[[電荷密度]] ρ とそれによって与えられる[[電場]] E との関係は次の[[マクスウェルの方程式|マクスウェル=ガウスの式]]
: <math>\nabla \cdot \boldsymbol{E} = \frac{\rho} {\varepsilon_0}</math>
で定義される。ここで係数 &epsilon;<sub>0</sub> は真空の誘電率とよばれ、値は &epsilon;<sub>0</sub> = 約8.854 187 817 620{{e-|12}} [[ファラド|F]]/[[メートル|m]] である。この単位は [[ニュートン|N]]/[[ボルト (単位)|V]]{{sup|2}} とも表せ、[[透磁率]]の単位 [[ヘンリー|H]]/m = N/[[アンペア|A]]{{sup|2}} と、[[電気]]と[[磁気]]について対称となっている([[次元]]も対称である)。