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[[Image:Noise Gate Attack Hold Release.svg|thumb|350px|right|[[ADSR]]を用いてノイズゲートの動作を示した図。青が入力信号推移、赤が出力信号推移。]]
'''ノイズゲート'''(noise gate)とは、主に[[雑音]]の低減を目的として、一定[[電圧]]以下の音声信号を減衰あるいは遮断する[[エフェクター]]である。イベント[[Public Address|PA]]、[[電話機]]、音楽制作など多くの場所で使用されている。音楽的な[[ダイナミックレンジ]]を人工的に広げる目的の[[エキスパンダー]]とおおよそ同様の仕組みを持つ
 
基本的な仕組みは、入力信号が[[しきい値]](スレッショルド)以下になると出力レベルを下げ(ゲートを完全に閉じ、あるいは不完全に絞り)、しきい値以上になると出力レベルを元に戻す(ゲートを開く)というものである。実用上はしきい値のほかに、減衰の割合、ゲートの開閉[[ADSR|エンベロープ]]、ゲートが反応する[[帯域幅|周波数帯域]]といったパラメータが指定されるのが一般的である。
本装置を用いてもノイズは皆無とは成らない。なぜならゲートを完全に閉じ上流からの一切の音声信号や雑音信号を遮断したとしても、ゲート以降にて本装置自己が発する残留雑音が存在するからである。

減衰の割合を100%とはしない、すなわちゲートを閉じ切らない使用法を{{仮リンク|ダッキング (音響効果)|label=ダッキング|en|Ducking}}という。音楽的な[[ダイナミックレンジ]]を人工的に広げる目的の[[エキスパンダー]]とおおよそ同様の仕組みを持つ
 
ノイズゲートによって残響を短く切った[[リバーブレーター]]の表現を{{仮リンク|ゲートリバーブ|en|Gated reverb}}と呼ぶ。[[1980年代]]の[[ポップ・ミュージック]]におけるドラムサウンドで多用された。{{See also|ヒュー・パジャム#ゲーテッド・リバーブ}}