削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
12行目:
'''②肥前の安富氏'''
 
[[肥前国]]南高来郡の安富氏は鎌倉時代の[[引付奉行]]であった安富民部三郎頼清(泰嗣)を祖とする一族。元々は下総の関東御家人であったが1265年頃に肥前国深江村の地頭に任命され、元寇の警備のために頼清の子である頼泰が九州に下向。そのまま住み着いた。元寇期における「下り衆」の典型。安富頼泰・貞泰父子が鎮西引付衆を務めるなど一族は幕府の官吏として活動したが、南北朝時代以降は深江村に土着し土豪として活動。鎌倉時代後期から戦国時代末期まで300年に及び深江村を支配したが、戦国時代末期に[[有馬氏]]との抗争に敗れ深江村を追われた。江戸期には深江氏と改称し鍋島藩家老として存続した。鎌倉時代以降の文書をまとめた「深江文書」を残し、とくに鎌倉末期から南北朝時代における肥前史を知る上で貴重な史料となっている。また、詳細な家系図を残しており、[[清和源氏]][[頼光]]流。
 
[[源頼光]]-[[頼国]]-[[頼綱]]-[[仲政]]-頼行-宗頼-頼衡-頼清(安富民部三郎・安富氏祖・泰嗣?)-頼泰(三郎次郎・鎮西引付衆)-貞泰-直泰-泰行-泰清-泰直-貞直-純治-純泰-重枡-昌武(深江氏祖・鍋島藩家臣)