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== 歴史 ==
百草の主成分は[[ミカン科]]の落葉高木「[[キハダ (植物)|キハダ]]」の内皮[[オウバク]]「黄檗」である。このオウバクを煮詰めて作るオウバクエキス薬は、[[木曽谷|木曽]]地方では「百草」と呼ばれ、[[島崎藤村]]の童話「ふるさと」にも記載がある。このように、[[胃腸薬]]として広く民間に普及していた。百草は、御嶽信仰の広がりと共に全国に伝承した<ref>[http://hino-seiyaku.com/hyakuso/040.html 甘草の由来] - 日野製薬</ref>
 
{{Quote|[[御嶽山 (長野県)|御岳山]]のほうから帰る人達は、お百草といふ薬をよく土産に持ってきました。お百草は、あの高い山の中で採れるいろいろな草の根から製した練り薬で、それを竹の皮の上に延べてあるのです。苦い苦い薬でしたが、お腹の痛いときなどにそれを飲むとすぐになほりました。お薬はあんな高い山の土の中にもしまってあるのですね。|島崎藤村|童話「ふるさと」24節.お百草([[1920年]])より}}