「メタルギアソリッド2」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
|||
36行目:
== ストーリー ==
本作は「'''タンカー編'''」と「'''プラント編'''」の2部構成になっており、それぞれ年表では「'''マンハッタン沖タンカー沈没事件'''」
; マンハッタン沖タンカー沈没事件
: シャドー・モセス島事件から2年後
; ビッグシェル占拠事件
: マンハッタン沖タンカー沈没事件から2年後
▲: マンハッタン沖タンカー沈没事件から2年後の[[2009年]][[4月29日]]。マンハッタン沖に建設された巨大海上除染施設[[ビッグシェル]]が、「サンズ・オブ・リバティ」を名乗る[[テロリスト]]集団に占拠された。施設の視察に訪れていた[[アメリカ大統領]]等を人質に取り、彼らが要求したのは現金300億ドル。要求を呑まない場合、[[ビッグシェル]]を爆破すると通告してきた。人質の救出とテロリストの武装解除のため、[[FOXHOUND (架空の組織)|FOXHOUND]]の新人隊員である'''[[雷電 (メタルギアシリーズ)|雷電]]'''はビッグシェルに単身潜入を開始する。
== ゲーム難易度 ==
『インテグラル』に引き続き、今作でも難易度が設定できる。難易度によって、装備品
本作では初めてゲームをプレイする際に、「アクションゲームが得意か」や「前作を知っているか」といった質問が行われ、選択した内容によっては高難易度が選べない場合がある。サブスタンスの場合、全ての難易度共通で、日本版と比べて監視カメラの台数が多くなっている。難易度ごとの強弱
どの難易度でもレーダーを
; VERY EASY(日本版はEASY) 最低難易度
62 ⟶ 61行目:
:* 敵兵の装備が弱くなっている。
:* アイテムボックスからの取得量が多く、一度取得したアイテムボックスも2マップ以上離れると復活する。
:* スタート地点に麻酔銃 (M9) が配置されている(プラント編)。
:* 新たにサプレッサー装着可能な武器を入手するとすぐ近くでサプレッサーが入手できる(プラント編)。
:* 狙撃銃 (PSG1) を構えた際の手ブレが全く発生しない。
; EASY(日本版はNORMAL) 低難易度
:* プレイヤーのライフが比較的多い。
:* この難易度から、エリアを変えるだけでは警戒が解除されないようになる。警戒下のエリアで一定時間、敵兵や監視カメラをやりすごさなければ警戒は解かれない。発見され攻撃を受けている危険モード (ALERT) 時は、移動すると回避モード (EVASION) に移行する。
:
; NORMAL(日本版はHARD) 標準難易度
:* 敵兵の気絶持続時間がEASY以下の半分になる。
:* この難易度から麻酔銃 (M9) がスタート地点に配置されなくなる(プラント編)。
:
; HARD(日本版はVERY HARD) 高難易度
99 ⟶ 98行目:
== 派生版 ==
=== メタルギアソリッド2 サブスタンス ===
2002年12月19日に発売された拡張版
==== MISSIONS ====
250 ⟶ 248行目:
: 声 - [[置鮎龍太郎]]
: デッドセルの元隊員。ルーマニア出身のナイフ使い。「水面を走る」「垂直の壁を駆け上がる」などの超人的な身体能力を持ち、更には体内のナノマシンにより「頭を撃たれても死なない」という不死性まで持つ。さらには筋肉の動きから相手の動きを先読みすることで、銃撃を華麗に避けることが出来る。
: 幼い頃に教会で爆弾テロに遭遇、家族を全て失い、自身は教会の十字架が胸に突き刺さったまま瓦礫の下で丸二日間を過ごす。このとき、救出されるまでの間、家族と自分の胸から流れ出た血を舐めて生きながらえ、それ以降、血を啜る癖を持ったことと、[[両性愛|バイセクシャル]]であることから、「[[吸血鬼|Vampire]]」の略称に加えて「誘惑する」、「妖婦」といった意味を持つ「ヴァンプ
: オイルフェンスにてエマに致命傷を負わせたが、自身も雷電の狙撃で海へ転落した。その後の消息は不明であったが生存しており後にリキッド・オセロットと合流した。
: 『METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY THE MAKING』では、ローズマリーの背後にヴァンプの姿が見える事や、設定当初は女性となるはずだったことが明らかとなる。当初、声の担当は[[塚本晋也]]で決定し台本まで作ってあったのだが、都合によりそれが出来なくなり急遽置鮎龍太郎に変更された。『メタルギアソリッド4』では塚本晋也が担当している。
275 ⟶ 273行目:
: 名前だけ登場。ゲームメニューのSPECIALから閲覧できる「シャドー・モセスで明かされた驚愕の陰謀」の著者。子供時代に嫌いな食べ物だったピーナッツバターを克服しようとあらゆる食べ物に塗って食べ続けた結果、酒や好きな女の唇までをも含むあらゆる物に塗らなくてはいられなくなったピーナッツバター中毒者。著書によると従兄弟の漁師ジョンディーの協力を得て、カジキマグロをかぶってシャドー・モセスに潜入していたらしいが、現在の行方は不明。
; 海軍大佐
: B脚変電室でヴァンプに切り裂かれて殺害された[[アメリカ海軍]]所属の大佐。左手にブラックケースを手錠で繋いでいたが、ヴァンプに奪われる。「SNAKE TALES」で名前がオブライエンだということが判明するが、本編には名前
== 主人公の変更 ==
288 ⟶ 286行目:
== 備考 ==
* 本作の開発中に、『メタルギアソリッド』『[[スナッチャー]]』『[[ポリスノーツ]]』といった歴代の小島秀夫監督作品に出演していた声優・[[塩沢兼人]]が他界している。これを悼んだ小島は追悼の意味を込めてシナリオの一部を変更し、『メタルギアソリッド』に出演した際の塩沢の声をデジタル編集
* 本作の終盤には、予定されていたシーンをカットした箇所がある。アーセナルギアが起動してから画面が暗転し、ニューヨークで雷電が目を覚ますシーンの間に「暴走したアーセナルギアがニューヨークに突っ込むシーン」があったが、航空機が高層ビルに突っ込んだ[[アメリカ同時多発テロ事件]](9・11事件)を連想させるためカットされた。事件発生時、ゲームはほぼ完成し発売を待つのみの段階であったが、この事件の影響を考慮し発売中止も考えられたという。メイキングソフトである『[[ザ・ドキュメント・オブ メタルギアソリッド2]]』では、[[ワールドトレードセンター (ニューヨーク)|世界貿易センタービル]]が存在している開発画面が公開されている。事件が大きくなったため、『サブスタンス』『HDエディション』にもこのシーンは追加されていない。
* 本作のプロモーションで発した、スネークを演じる[[大塚明夫]]の「待たせたな!」という台詞は、大塚本人の決め台詞のように扱われることもあり、メタルギアとはまったく関係ない別のアニメのプロモーションで、「待たせたな!」と言っているシーンがある。これは[[DVD]]版特典映像として収録され、市販されている。また、その後のメタルギアシリーズでもセルフ・パロディ、決め台詞的に使われている。
297 ⟶ 295行目:
* プラント編は、メタルギアシリーズの原案となった映画『[[ニューヨーク1997]]』を模したシナリオとなっている。
* 本作では、シリーズで唯一獲得称号やリザルトがゲーム中表示されず、代わりにパスワードが表示されるので、当時のKCEJの専用サイトにアクセスしパスワード入力してやっと確認できる仕様であった(現在ではサイトは消滅している)。
* 本作のボス戦BGM『Yell Dead Cell』は、スネークがゲスト出演した[[Wii]]用ソフト『[[大乱闘スマッシュブラザーズX]]』
== 小説版 ==
335 ⟶ 333行目:
* [[自由の息子達]] - [[アメリカ独立戦争]]以前の史実。愛国者(Patriot)が自由の息子達(Sons of Liberty)と名乗った。
* [[ジョン・カーペンター]] - 映画監督。本作の限定版パンフレットにコメントを寄せた。作品[[ニューヨーク1997]]は小島秀夫自身がメタルギアシリーズの参考にしたと述べている<ref>他に強い影響を受けた映画作品に『[[大脱走]]』、『[[ナバロンの要塞]]』、『[[北北西に進路を取れ]]』、『[[ゾンビ (映画)|ゾンビ]]』、『[[猿の惑星]]』『[[ジェームズ・ボンド]]』シリーズを挙げている。</ref>。本作の舞台をニューヨークにしたのは、「スネークを再びニューヨークに帰す」というオマージュの意味もあると語っている<ref>[[ソニー・マガジンズ]]『僕の体の70%は映画でできている』より。</ref>。
== 脚注 ==
|