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{{出典の明記|date=2017-01}}
'''西明寺栗'''(さいみょうじぐり)は、[[秋田県]][[仙北市]]西木にある西明寺地区特産の大粒の[[クリ]]。ルーツは、300年以上前に遡り、関ヶ原の合戦後、秋田藩主となった[[佐竹義宣 (右京大夫)|佐竹義宣]]公が和栗の原産地である京都の丹波地方や岐阜の養老地方より栗の種を取り寄せ、北浦地方(現在の秋田県仙北市)で栽培を奨励したことにあるとされる。
 
西明寺栗生産出荷組合によると、西明寺栗の生産量は、豊作の年は30t、不作の年は10t程度の収量である。それに対し、農水省統計によると、全国の2011年の栗の収穫量は、1万9,100t程度あり、西明寺栗は、『幻の栗』といえるほど希少なものである。前述の通り、西明寺栗の収穫量・流通量の絶対額が少ないため、必然的に販売される機会や食される機会が少なく、市場において評価をされる機会が少ない状況であった
前述の通り、西明寺栗の収穫量・流通量の絶対額が少ないため、必然的に販売される機会や食される機会が少なく、市場において評価をされる機会が少ない状況であった。
 
昨今では、地域の生産者と菓子製造会社がタッグを組み、安心・安全な高品質な栗菓子を大手百貨店を中心に販売している。
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:西明寺栗一号 善兵衛種(いわゆる[[善兵衛栗]]) 樹勢が極めて強く大樹となり、収量が多い。果実は25~35グラムの大粒で甘味が多く、生乾食用、加工用ともに適する。熟期は10月中旬。 主として栽培用
:西明寺栗二号 茂佐衛門種 樹勢、樹姿、収量、品質、食味などは一号とほとんど同じといわれるが、見た目の大きさの割に重量が軽く、栗の中心に空洞があることが多い。果実は25~35グラムと大きい。 主として栽培用
:西明寺栗三号 寒月 39年に選抜されたもので樹勢、樹姿よく、大樹となる。果実は25~30グラム。実は堅密で甘味強く、煮崩れしないので、シロップ缶詰などの加工用に向く。 主として授粉用