「愛宕グリーンヒルズ」の版間の差分

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== 概要 ==
ツイン高層ビルの愛宕グリーンヒルズMORIタワー(オフィス棟・南側)と愛宕グリーンヒルズフォレストタワー(住居棟・北側)の2棟で構成され、[[森ビル]]が管理する。[[愛宕山 (港区)|愛宕山]]の自然、伝統、文化との融合をコンセプトとし、[[曹洞宗]][[青松寺]]を挟むように建設された
 
鉄道唱歌に謳われた[[愛宕山 (港区)|愛宕山]]は、江戸時代から眺望と信仰、桜の名所として市民に親しまれてきた。しかし近年来の細分化された無秩序な開発により、中小ビル群に取り囲まれ市民から隔たった存在となっていた。そのような中、愛宕地区の再開発事業が決定される。この事業は「愛宕山の緑と歴史的·文化的環境を保全しつつ、一体的な公園機能を整備し都市の再生をはかる」ことに目標が定められ、愛宕山の自然、伝統、文化との融合をコンセプトとし、[[曹洞宗]][[青松寺]]を挟むように建設された。
 
「愛宕グリーンヒルズ」が立地する地区の特徴は、愛宕山の地形と臨海部の緑が醸し出す景観にある。それを基盤として活かし、事務所·住宅からなる高層ツインタワを配置し、伝統的な青松寺の伽藍を複合させたサイトプランである。
 
一方、この愛宕地区は都市計画公園区域、風致地区に指定された規制の厳しい地域でもあるが、有効空地等の都市計画上定められる施設を、緑の保全や一体性の工夫によって規制をプラスに働かせ、緑と施設とが無理なく融合した風景として納めるよう計画がなされた。
 
青松寺と隣接していることにちなみ、[[仏教]]で[[極楽|極楽浄土]]を象徴する[[蓮|ハス]]の花を模した外観デザインは、世界的な建築家[[シーザー・ペリ]]率いるシーザー・ペリ・アンド・アソシエーツ(Cesar Pelli & Associates、現 Pelli Clarke Pelli Architects)が監修した。