「グラスワンダー」の版間の差分

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翌1997年4月、[[茨城県]]・[[美浦トレーニングセンター]]の尾形厩舎へ入る<ref name="meiba2" />。競走馬名の「グラスワンダー」は、[[冠名]]の「グラス」に、伊藤がセリ市で見たときに「ワンダフルな印象を受けた」ことから「ワンダー」を加えたものである<ref name="meibameijin" />。なお、馬主の半沢信彌(名義は「半沢(有)」)は、かつて[[グリーングラス]]を所有した半沢吉四郎の双子の弟であり、「グラス」という冠名は同馬の名に由来する<ref name="yushun990286">『優駿』1999年2月号、pp.86-89</ref>。
 
同年9月にデビューを控え、主戦騎手尾形から「外国産馬で、ちょっ面白い馬がいんだが、乗るか?」と声をかけられた[[的場均]]が初騎乗<ref name="matoba162">的場(2001)pp.162-170</ref>的場はグラスワンダーをひと目見て「バランスのいい馬だなあ。2歳にしては、ずいぶん筋肉も発達しているぞ」と感じ<ref name="matoba162"/>、跨ったところでは実に乗りやすい馬だと感じたが、この時点ではまだ強い印象は抱いていなかった<ref name="matoba162"/>。しかし、キャンター([[歩法 (馬術)#駈歩|駈歩]])に入ってからの乗り味の良さ、さらに終いに軽くスパートを促してからの反応の良さに的場は大いに驚き、「この馬はモノが違う、とはっきりと認識した。間違いなく将来は超一流馬になるだろう。今までにも色々いろいろな2歳馬に乗ってきたが、これはそのなかでもまぎれもなくトップクラスといえる1頭だ<ref name="matoba162">的場(2001)pp.162-170</ref>」と強い印象を残した。
 
=== 競走馬時代 ===