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真言密教では、「自性清浄」という思想が根本にある。これは天台宗の[[本覚]]思想と対比、また同一視されるが、そもそも人間は生まれつき汚れた存在ではないというものである。『理趣経』は、この自性清浄に基づき人間の営みが本来は清浄なものであると述べているのが特徴である。
 
特に最初の部分である大楽(たいらく)の法門においては、「十七清浄句」といわれる17の句偈が説かれている。なお、初句:「妙適清浄の句」という句とは文章の句のことではなく、ごく軽く事というほどの意味である。<ref>『空海の風景』上巻68頁</ref> また、初句は総論で、四の四倍の十六に総論を一つ足して十七句となっている。<ref>松長有慶著『秘密の庫を開く』(集英社)125頁<ref/>
# 妙適淸淨句是菩薩位 - 男女交合の妙なる恍惚は、清浄なる菩薩の境地である
# 慾箭淸淨句是菩薩位 - 欲望が矢の飛ぶように速く激しく働くのも、清浄なる菩薩の境地である