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書誌情報
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[[画像:Wasaga Beach 60 cm snow 12 hours Jan04 02.JPG|thumb|right|250px|半日で60cmものドカ雪が降った[[ヒューロン湖]]東岸の町、[[オンタリオ州]][[:en:Wasaga Beach, Ontario|Wasaga Beach]]。]]
 
'''湖水効果の雪'''<ref>スーザン・ウィッグス(2010年)『いま、心をとかす愛 - レイクショア・クロニクル』霜月桂 訳、ハーレクイン。</ref>(こすいこうかのゆき、{{En|lake-effect snow}})とは、[[冬]]期に、[[アメリカ合衆国|アメリカ]][[五大湖]]沿岸の風下側(東岸ならびに南岸)において見られる現象。相対的に暖かい[[湖]]水の上に[[風]]を伴う冷たい空気が侵入し、暖まった空気が上昇するとともに[[水蒸気]]の供給を受けて[[雪雲]]が発達して、沿岸部に[[豪雪|大雪]]を降らせることからこの名が付いている。その対象は、湖岸だけでなく海岸や湾岸などの他の水域にも広がっており、{{要出典範囲|'''海水効果雪'''|date=2018-10-01}}({{En|bay effect snow}}<ref>Hamrick, D. F., "[https://justinweather.com/2016/01/04/chesapeake-bay-effect-snow-formed-today/ Chesapeake Bay Effect Snow Formed Today], Just in Weather.</ref>, {{En|ocean effect snow}}<ref>Hopewell, J., (2017). "[https://weather.com/wunderground/news/news/ocean-effect-snow-in-japan Ocean Effect Snow Makes Japan the Snowiest Place on Earth]", The Weather Channel.</ref>, {{En|sea effect snow}}<ref>[[松本誠一 (気象学者)|Matumoto, S.松本誠一]], (1967). "、「[https://wwwdoi.jstageorg/10.jst.go.jp/article2151/jmsj1965/.45/1/45_1_53/_article.1_53 Budget Analysis on the Sea Effect Snow Observed along the Japan Sea Coastal Area日本海沿岸で観測される海洋性降雪の収支解析]", ''Journal of the Meteorological Society of Japan''」『気象集誌.第2輯』 Ser. II, Volume1967年 45, Issue 1, ppp. 53-63, {{doi|10.2151/jmsj1965.45.1_53}}, 日本気象学会</ref>)とも呼ばれる。
 
== 詳細とメカニズム ==
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アメリカでは五大湖以外に、[[グレートソルト湖]]東岸([[ワサッチ山脈]]で降雪量が多い)、また[[太平洋]]の影響を受ける[[西海岸]]の北部、[[大西洋]]の影響を受ける[[デラウェア湾]]・[[チェサピーク湾]]・[[マサチューセッツ湾]]など同様の現象がみられる。
 
* [[ウィニペグ湖]] - 厳冬期は凍結してしまうため、初冬のみ湖水効果雪がみられる。
* [[日本列島]]西岸([[日本海側]]) - 寒冷な[[シベリア気団]]と[[日本海]]の影響。
* [[カムチャツカ半島]]西岸 - 寒冷な[[シベリア気団]]と[[オホーツク海]]の影響。
* [[エーゲ海]]沿岸(特に[[エヴィア島]]や[[ペロポネソス半島]])
* [[黒海]]沿岸の[[ジョージア (国)|ジョージア]]や[[トルコ]]
* [[アドリア海]]沿岸の[[イタリア]]
* [[バルト海]]沿岸の[[ドイツ]]、[[ポーランド]]、[[カリーニングラード州]]、[[リトアニア]]、[[ラトビア]]、[[エストニア]]、[[フィンランド]]など。
* [[北海]]沿岸の[[ノルウェー]]、[[スウェーデン]]
 
== 出典 ==