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この曖昧さを回避するため、'''1024'''(= 2<sup>10</sup>)'''倍'''を表す接頭辞として、国際規格([[IEC 80000-13]])にてSI接頭辞と区別できる[[2進接頭辞]]「'''キビ'''」(kibi,記号:Ki)が定められているが、「[[キビバイト]]」(kibibyte,記号:KiB)はあまり用いられていない<ref name="Windows" /><ref name="ITEngineersExamination" /><ref name="TextBook" />。
 
また、国際単位系 (SI) 第8版(2006年)にて、キロやその他のSI接頭辞を'''決して2の[[冪乗|べき乗]]を表すために用いてはならない'''と定めている<ref name="banned">[https://unit.aist.go.jp/nmij/library/units/si/R8/SI8J.pdf 国際単位系 (SI) 第8版(2006)日本語版(原書:国際度量衡局 日本語訳:産業技術総合研究所 計量標準総合センター)] 3.SI 単位の10進の倍量及び分量 3.1 SI接頭語 p.33サイドノート<br />「これらのSI接頭語は10の整数乗を表す。それらを決して2のべき乗を表すために用いてはならない(例えば,1キロビットは1000ビットであり,1024ビットではない)。IEC 規格 60027-2:2005,第3版,電気用文字記号―第2部:電気通信及びエレクトロニクス(IEC 60027-2: 2005, third edition, Letter symbols to be used in electrical technology –Part 2: Telecommunications and electronics)では2<sup>10</sup>,2<sup>20</sup>,2<sup>30</sup>,2<sup>40</sup>,2<sup>50</sup>,及び2<sup>60</sup>に対する接頭語がそれぞれ以下のように定義されている。
:名称 / 記号
*キビ (kibi) / Ki
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== kBとKB ==
国際単位系 (SI) にてSI接頭辞の「キロ」は小文字で "k" と表記することが定められている。これに対し、キロバイトを国際単位系 (SI) にて強く禁止<ref name="banned" />され、かつ、他国際規格などでも定められていない俗習に従わずい、キロバイトをバイトの'''1024'''(= 2<sup>10</sup>)'''倍'''としている[[Microsoft Windows]]や[[macOS]]などは'''KB'''(頭文字が大文字)と表記している。

それ故、キロバイトを国際単位系 (SI) に従いバイトの1000(10<sup>3</sup>)倍を示す場合は'''kB'''(頭文字が小文字)、国際単位系 (SI) の定め俗習に従わずバイトの1024(2<sup>10</sup>)倍を示す場合は'''KB'''(頭文字が大文字)と区別する場合がある(口語では、さらに明確に区別するために「ケーバイト」と読む場合もある)<ref>“俗語として、「k(キロ)」を「K(ケー)」と呼び、「KB(ケーバイト)」と表した場合は「1024バイト」を意味していると言われていますが、規格に定められているわけではなく、あくまでも習慣的にこのように使われているだけです。”(一見大輔『入門 立体形状のラピッドプロトタイピング』P48、[[オーム社]])</ref>が、これも国際規格などで定められていない俗習である。明確にバイトの1024(2<sup>10</sup>)倍を示したい場合は、[[キビバイト]] ('''KiB''') を用いる方が無用な混乱を招かずに済む。
 
== 関連項目 ==