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m 「使用可能なプログラミング言語」を「コンテスト」の項目へ移動.現状,「AtCoder株式会社」とそのサービスである「AtCoder」が一緒くたとなっているため,いずれ分離した方がよい気がします.
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'''AtCoder'''(アットコーダー)とは、「[[競技プログラミング]]」と呼ばれるコンピュータプログラムのコンテストを行うサービス、および[[高橋直大]]が代表を務めるその運営会社を指す。
 
== コンテスト ==
== 使用可能なプログラミング言語 ==
コンテストでは、定められた制限時間内に問題を解き、正答した問題に応じた配点の合計が'''得点'''となる。得点が同じだった場合、後述のペナルティを加算した秒単位の最終回答時間によって順位が決定づけられる。各コンテストにはペナルティ時間が設定されており、正答の問題に提出した誤答の数×ペナルティ時間がペナルティとなる。主なコンテストでは、ペナルティ時間は5分である。
 
=== レーティング ===
2016年7月16日開催のAGC001で現行のレートシステムが施行されて以降、[[イロレーティング]]に基づいた独自のレートシステムによってコンテスト参加者にレートを付与している。
 
参加したコンテストが参加者にとってRatedであれば'''パフォーマンス'''と呼ばれる数値を得ることができ、それに基づいてレートが算出される<ref>{{Cite web|url=https://www.dropbox.com/sh/zpgcogxmmu84rr8/AADcw6o7M9tJFDgtpqEQQ46Ua?dl=0&preview=rating.pdf|title=rating.pdf|accessdate=2019-07-12|publisher=|author=AtCoder}}</ref>。
 
Ratedかどうかは各コンテストのRated対象の範囲に自分のレートが含まれているかで判断することができる。
 
=== コンテストの種類 ===
 
==== 定期開催コンテスト ====
定期的に開催され、ナンバリングが行われるコンテストである。2時間程度の短時間で行われる。
 
各コンテストは略称を[[接頭辞]]、3桁のナンバリングをその後に続ける形でスクリーンネームを付与される。これは略称として用いられる他、コンテストページ[[URL]]の末尾等にも見られる。
 
===== AtCoder Beginner Contest (ABC) =====
競技プログラミング初心者/初級者向けのコンテストである<ref>{{Cite web|title=AtCoder Regular Contest 103|url=https://atcoder.jp/contests/arc103|website=AtCoder|accessdate=2019-07-11|first=AtCoder|last=Inc}}</ref>。
 
配点は100-200-300-400-500-600固定の6問構成で、Rated対象は1999以下。
 
2019年4月27日以前に行われたABC125以前は4問で構成され、現行レートシステムにおけるRated対象は1199以下であった<ref name=":0">{{Cite web|title=過去のコンテスト|url=https://atcoder.jp/contests/archive|website=AtCoder|accessdate=2019-07-11|first=AtCoder|last=Inc|publisher=}}</ref>。
 
===== AtCoder Regular Contest (ARC) =====
競技プログラミング中級者/上級者向けのコンテストである<ref>{{Cite web|title=AtCoder Regular Contest 103|url=https://atcoder.jp/contests/arc103|website=AtCoder|accessdate=2019-07-11|first=AtCoder|last=Inc}}</ref>。300点以上の4問が出題され、Rated対象は2799以下。
 
AtCoderで最初に行われた公式定期開催コンテストであり、ARC067以降はABCと併催されている。この場合、ABCの3,4問目とARCの1,2問目は同じ問題となる。
 
2019年7月12日現在、2018年9月29日に行われたARC103を最後に行われていない<ref name=":0" />。
 
===== AtCoder Grand Contest (AGC) =====
Rated対象は全員。上位30位に入賞することでGP30ポイントと呼ばれるポイントを獲得することができ、そのポイントの平均が高い上位8名が'''AtCoder''' '''World Tour Final'''に進出することができる<ref>{{Cite web|title=AtCoder レースランキング・AtCoder World Tour Finals 開催決定!|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000028415.html|website=プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES|accessdate=2019-07-11}}</ref>。
 
==== 企業主催のコンテスト ====
企業が主催するコンテスト。ABC/ARC併催時の問題を融合した6問で行われる場合もあり、その場合はRatedなコンテストとなることがある。また、近似解の精度を競う「マラソン形式<ref>{{Cite web|title=HACK TO THE FUTURE 2019予選|url=https://atcoder.jp/contests/future-contest-2019-qual|website=AtCoder|accessdate=2019-07-11|first=AtCoder|last=Inc}}</ref>」と呼ばれる形式の問題が出題されるコンテストや、週単位での長期間に渡るコンテストもある<ref name=":0" />。
 
コンテストによっては賞金が出たり、主催企業から採用の打診が来る場合がある{{要出典|date=2019年12月}}。
 
=== 使用可能なプログラミング言語 ===
AtCoderにて使用可能なプログラミング言語は2019年6月12日現在で以下の通りである<ref>{{Cite web|title=ルール - AtCoder Beginner Contest 126|url=https://atcoder.jp/contests/abc126/rules|website=AtCoder|accessdate=2019-06-12|first=AtCoder|last=Inc}}</ref>。
{| class="wikitable sortable mw-collapsible mw-collapsed"
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|OpenCOBOL 1.1.0
|}
 
== コンテスト ==
コンテストでは、定められた制限時間内に問題を解き、正答した問題に応じた配点の合計が'''得点'''となる。得点が同じだった場合、後述のペナルティを加算した秒単位の最終回答時間によって順位が決定づけられる。各コンテストにはペナルティ時間が設定されており、正答の問題に提出した誤答の数×ペナルティ時間がペナルティとなる。主なコンテストでは、ペナルティ時間は5分である。
 
=== レーティング ===
2016年7月16日開催のAGC001で現行のレートシステムが施行されて以降、[[イロレーティング]]に基づいた独自のレートシステムによってコンテスト参加者にレートを付与している。
 
参加したコンテストが参加者にとってRatedであれば'''パフォーマンス'''と呼ばれる数値を得ることができ、それに基づいてレートが算出される<ref>{{Cite web|url=https://www.dropbox.com/sh/zpgcogxmmu84rr8/AADcw6o7M9tJFDgtpqEQQ46Ua?dl=0&preview=rating.pdf|title=rating.pdf|accessdate=2019-07-12|publisher=|author=AtCoder}}</ref>。
 
Ratedかどうかは各コンテストのRated対象の範囲に自分のレートが含まれているかで判断することができる。
 
=== コンテストの種類 ===
 
==== 定期開催コンテスト ====
定期的に開催され、ナンバリングが行われるコンテストである。2時間程度の短時間で行われる。
 
各コンテストは略称を[[接頭辞]]、3桁のナンバリングをその後に続ける形でスクリーンネームを付与される。これは略称として用いられる他、コンテストページ[[URL]]の末尾等にも見られる。
 
===== AtCoder Beginner Contest (ABC) =====
競技プログラミング初心者/初級者向けのコンテストである<ref>{{Cite web|title=AtCoder Regular Contest 103|url=https://atcoder.jp/contests/arc103|website=AtCoder|accessdate=2019-07-11|first=AtCoder|last=Inc}}</ref>。
 
配点は100-200-300-400-500-600固定の6問構成で、Rated対象は1999以下。
 
2019年4月27日以前に行われたABC125以前は4問で構成され、現行レートシステムにおけるRated対象は1199以下であった<ref name=":0">{{Cite web|title=過去のコンテスト|url=https://atcoder.jp/contests/archive|website=AtCoder|accessdate=2019-07-11|first=AtCoder|last=Inc|publisher=}}</ref>。
 
===== AtCoder Regular Contest (ARC) =====
競技プログラミング中級者/上級者向けのコンテストである<ref>{{Cite web|title=AtCoder Regular Contest 103|url=https://atcoder.jp/contests/arc103|website=AtCoder|accessdate=2019-07-11|first=AtCoder|last=Inc}}</ref>。300点以上の4問が出題され、Rated対象は2799以下。
 
AtCoderで最初に行われた公式定期開催コンテストであり、ARC067以降はABCと併催されている。この場合、ABCの3,4問目とARCの1,2問目は同じ問題となる。
 
2019年7月12日現在、2018年9月29日に行われたARC103を最後に行われていない<ref name=":0" />。
 
===== AtCoder Grand Contest (AGC) =====
Rated対象は全員。上位30位に入賞することでGP30ポイントと呼ばれるポイントを獲得することができ、そのポイントの平均が高い上位8名が'''AtCoder''' '''World Tour Final'''に進出することができる<ref>{{Cite web|title=AtCoder レースランキング・AtCoder World Tour Finals 開催決定!|url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000028415.html|website=プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES|accessdate=2019-07-11}}</ref>。
 
==== 企業主催のコンテスト ====
企業が主催するコンテスト。ABC/ARC併催時の問題を融合した6問で行われる場合もあり、その場合はRatedなコンテストとなることがある。また、近似解の精度を競う「マラソン形式<ref>{{Cite web|title=HACK TO THE FUTURE 2019予選|url=https://atcoder.jp/contests/future-contest-2019-qual|website=AtCoder|accessdate=2019-07-11|first=AtCoder|last=Inc}}</ref>」と呼ばれる形式の問題が出題されるコンテストや、週単位での長期間に渡るコンテストもある<ref name=":0" />。
 
コンテストによっては賞金が出たり、主催企業から採用の打診が来る場合がある{{要出典|date=2019年12月}}。
 
== AtCoderJobs ==