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; ''トラフィッククラス''(6+2ビット):このフィールドは[[Quality of Service|QoS]]に関連する二つの値を持つ。上位6ビットは[[DiffServ]](DS)フィールドで、パケットを分類するために使われる<ref name=rfc2474>{{Cite IETF|rfc=2474|author=K. Nickols|author2=S. Blake|authorlink3=Fred Baker (IETF chair)|author3=F. Baker|author4=D. Black|date=December 1998|title=Definition of the Differentiated Service Field (DS Field) in the IPv4 and IPv6 Headers}}</ref><ref name=rfc3260>{{Cite IETF|rfc=3260|author=D. Grossman|date=April 2002|title=New Terminology and Clarifications for DiffServ}}</ref>。現在、すべての標準的なDSフィールドは「0」ビットで終わる。2連続の「1」ビットで終わるDSフィールドはローカル・実験的使用が予定されている<ref name="rfc47272">{{Cite IETF|rfc=4727|title=Experimental Values in IPv4, IPv6, ICMPv4, ICMPv6, UDP, and TCP Headers|author=B. Fenner|publisher=Network Working Group|date=November 2006}}</ref>。
: 残りの下位2ビットは[[明示的輻輳通知]](Explicit Congestion Notification, ECN)に使われる<ref name=rfc3168>{{Cite IETF|rfc=3168|author=K. Ramakrishnan|author2=S. Floyd|author3=D. Black|date=September 2001|title=The Addition of Explicit Congestion Notification (ECN) to IP}}</ref>。優先値は複数の範囲に細分される。送信元ノードが輻輳制御を提供するトラフィックと、輻輳制御なしのトラフィックである。
; ''フローラベル''(20ビット):元々は[[リアルタイムコンピューティング|リアルタイムアプリケーション]]サービスを提供するために作られ<ref name="rfc2460" />、QoSに近い目的を持ったフィールド。0ではない値を入れると、対応するルーターや[[スイッチングハブ|スイッチ]]は同じフローラベル・送信元アドレス・宛先アドレスを持つパケットを同じ経路で転送するため<ref name=rfc3595>{{Cite IETF|rfc=3595|author=B. Wijnen|date=September 2003|title=Textual Conventions for IPv6 Flow Label}}</ref><ref name=rfc6437>{{Cite IETF|rfc=6437|author=S. Amante|author2=B. Carpenter|author3=S. Jiang|author4=J. Rajahalme|date=November 2011|title=IPv6 Flow Label Specification}}</ref>、パケットが並べ替えられることを防ぐことができる。また、フローラベルは[[スプーフィング攻撃]]が行われたパケットを検出する助けになるということが提唱されている<ref>[http://tools.ietf.org/html/draft-blake-ipv6-flow-label-nonce-02 draft-blake-ipv6-flow-label-nonce-02]</ref>
; ''ペイロード長'' (16ビット):オクテット単位で指定された、すべての拡張ヘッダを含むペイロードのサイズ。ただしホップバイホップ拡張ヘッダが[[IPv6パケット#ジャンボグラム|ジャンボペイロード]]オプションを持つときは0が入る<ref name=rfc2675>{{Cite IETF|rfc=2675|author=D. Borman|authorlink2=Steve Deering|author2=S. Deering|author3=R. Hinden|date=August 1999|title=IPv6 Jumbograms}}</ref>。
; ''次ヘッダ''(8ビット):次ヘッダのタイプを指定する。拡張ヘッダが使われない場合、上位層である[[トランスポート層]]プロトコルを指定する。このフィールドはIPv4のプロトコルフィールドと同じ機能を持つため、この値はIPv4のプロトコル番号と共有されている(詳細は[[プロトコル番号一覧]])。