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'''加藤 保憲'''(かとう やすのり)は、[[荒俣宏]]の[[小説]]『[[帝都物語]]』など『[[帝都大戦]]』に登場する架空の人物。その恐るべき超人的能力から「魔人加藤」とも呼ばれである。
 
== 人物 ==
[[紀伊国|紀州]]・[[龍神村]]の生まれとされるが、詳しいなどい立ちについては一切不明である。[[明治]]の初頭から[[昭和]]73年([[1998年]])にかけて、表向きは[[大日本帝国陸軍]]の[[士官|将校]]([[少尉]]、後に[[中尉]]、戦後は[[自衛官]])だが、正体は[[帝都]]・[[東京]]の滅亡を画策し暗躍した[[魔人]]である。
 
長身痩躯で、こけた頬にとがった顎、さっぱりとした刈上げといった容姿で、いかなる時代においても老いの感じられない外見をしている(注:出生については、[[2001年]]に発刊された『[[帝都物語異録]]』で解説されている)。眼光は鋭く、体の大きさに似合わないほど軽い身のこなしが特徴的である。黒い[[五芒星]]([[セーマンドーマン|ドーマンセーマン]])の紋様がある白手袋を着用している。剣の達人で刀の[[孫六兼元]]を愛用する。
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=== 嶋田久作の影響 ===
荒俣によれば、加藤は当初、ミュージシャンの[[立花ハジメ]]をイメージしていたという<ref name=cinematoday>{{cite web|url= https://www.cinematoday.jp/news/N0073133 |title=今は亡き天才漫画家が「世紀末のおもちゃ箱」と批評!原作者が伝説のカルト映画『帝都物語』の裏話を明かす|publisher=シネマトゥデイ|date= 2015-05-20 |accessdate=2019-11-19}}</ref>。しかし、映画版『帝都物語』での加藤役の[[嶋田久作]]による演技と存在感は強烈で、荒俣自身も「映画化が決まって初めて嶋田さんに会ったときには、本物の加藤がいると思った」<ref name=cinematoday/>「加藤保憲は嶋田さんと2人で作り上げたキャラクターだ」とコメントして認めており、前述の加藤の容姿描写も『帝都物語』文庫化の際に嶋田の容姿に合わせて書き直されたものである。OVA版でも容姿は嶋田をモデルとしており([[声優]]も担当)、[[勇者警察ジェイデッカー]](キャトー・ノリヤス)、[[力王]](鷲崎)、[[ストリートファイターII]]([[ベガ (ストリートファイター)|ベガ]])、[[ブラックロッド]]、[[BASTARD!! -暗黒の破壊神-]](アビゲイル)などといった媒体において嶋田演じる加藤の影響を強く受けたキャラクターが登場した。
 
==演じた俳優==