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== 砲弾 ==
本砲は破甲榴弾のみを使用する。砲弾重量は710gで、内部に圧窄黄色薬35gを有する。信管は狙撃砲破甲榴弾信管を使用する。薬筒は全備重量331gで、装薬は一号方形薬80gを有する。弾丸初速は530m/秒である。なお本砲弾は平射歩兵砲の十二年式榴弾よりも装薬量(平射歩兵砲は53g)及び砲弾重量(同650g)が大きく、上で述べたように初速はより大きくなっている。最大射程は5,000mであるが、弾着の観測が可能な距離は1,500m程度である。後には平射歩兵砲と共用可能な試製[[徹甲弾]]も開発された。昭和7年12月の対戦車弾丸効力試験では[[ルノーNC型戦車|ルノー乙型戦車]]に対して距離50mで射撃し、初速600m/秒で20mm装甲を貫徹するも30mm装甲には効力なしとの結果が得られた<ref>「[陸軍技術本部試験報告集]歩兵火器弾丸効力試験報告 等」94頁。<br>なお試製徹甲弾は後に[[九四式三十七粍速射砲]]用に設計が改められた。<br /></ref>。破甲榴弾及び薬莢は後に九四式三十七粍戦車砲の開発段階において機能試験及び射表編纂試験で用いられた<ref>「狙撃砲破甲榴弾外8点下付の件」。<br>九四式三十七粍戦車砲の仮制式上申書では狙撃砲破甲榴弾を用いて初速568mと記されている。<br /></ref>。
 
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