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Guest451 (会話 | 投稿記録)
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; 飛猿(とびざる)
: 井上勘兵衛に仕えていた忍者。あずみに関わった登場人物は敵味方関わらずほとんど死んでしまう本作では珍しく、物語初期から最終盤まで登場し続けながら最後まで死ぬことがなかった稀有な人物。
: 卓越した忍び技を持ち、あずみには及ばないものの剣や武術の腕も高いので幾多の修羅場をくぐり抜けている。また鼻がとても利く(血の臭いも嗅ぎ分けられる)。
: 初期にはあずみが勘兵衛の主である加藤清正を狙っていたので彼女と敵対関係だったが、月斎が死んだ後あずみは勘兵衛と行動を共にするようになったので親しくなっていく。
: 徳川家康暗殺を狙っての偵察中、徳川家の忍達に捕まるも、あずみが忍達を全員斬り捨ててくれたおかげで命が助かっている。その時に彼女の速すぎて刀に血もつかないほどのスピードを目撃し、彼女のことを「恐ろしいほどに強い」と認識を改めた(それ以前は一対一なら負けないと思っていた)。あずみが家康を暗殺する際には松井凛太郎と貢喬助の足止めするサポート役に回った。
: 父のように慕っていた勘兵衛が死んだ後は暫く無気力だったが、天海に出会い、天海のために働こうと決意を新たにし、同じく天海の刺客となったあずみと使命を共にするようになる。やがてあずみが最も気を許す人物仲間の一人となっていった。天海配下の刺客たちの中ではあずみに次いで強く、仲間を失うことを恐れるあずみも彼とは安心して使命の分担ができたが、途中怪我を負って使命から外れたこともあった。あずみを見守り続けたがっており、彼女が天海のもとを離れた後も彼女と一緒に行動しようとした。
: あずみからは友情や信頼は深く寄せられているが、恋愛対象とは見做されていないようで、飛猿もあずみから相手にされないことをわかったうえで陰から彼女を見守り続けているという<ref>『漫画家本vol13 小山ゆう本』 小学館p.62.</ref>。
 
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; ひゅうが
: 小幡月斎によって育てられた10人の刺客の1人。繋がり眉で前髪と後ろ髪を留めているのが特徴。小柄ながらも二刀を難なく使いこなす。明るく快活な性格だが、かなり口が悪い。性の事には人一倍関心を持ちあずみとやえの入浴を覗いたりと、思春期ならではの行動が目立つ。やえに想いを寄せている。
: 丹後に向かったやえに別れを告げに行った際に、真田幸村が放った女装の剣豪、最上美女丸と丸腰で出会ってしまい、美女丸の指示で飛猿が貸し与えた一刀のみで戦うことになり、美女丸に腹を斬られて倒れた。サディストの美女丸は彼を少しずつ斬り刻んで苦しめて遊ぼうとしたが、美女丸に虫唾が走っていた飛猿がひゅうがの喉笛を刺して楽にしてやった。ひゅうがの遺体を発見したあずみは、やえが帰っていった街道が望める丘の上に彼を埋葬し、一緒に育った仲間が全員死んで一人になってしまったことを悲しんでいた。この後、あずみは美女丸を斬ってひゅうがの仇をとった。
 
; うきは
: 小幡月斎によって育てられた10人の刺客の1人。10人の中ではなちと並んで最も長身で美男子である。常に冷静で、いかなる状況におかれても感情に左右されず行動できると月斎に評価されており、月斎は一番強いあずみよりも、うきはの方が自分が目指した理想の戦士となれると期待していた。奥谷で生活している時からあずみに好意を抱いていたが、あずみがなちを好きと感じるようになってからは身を引いていた。この事を話した後に「今でもあずみが好きだ」と告白。あずみと共に崖から落ちた時には[[接吻|ファーストキス]]を交わしている。囚われたあずみを助ける為、月斎の言いつけを破り、単身で大坂城に乗り込むが罠に掛かり捕まってしまう。偽りの人質交換話からあずみと戦うことになってしまうが、あずみを助ける為、刀が折れるように細工をして自ら死を選んだ。仲間同士の殺し合いを生き延びた5人の中で3番目の死亡者。
 
; あまぎ
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; なち
: 小幡月斎によって育てられた10人の刺客の1人。長身で美男子。あずみとは仲が良く、互いに好意を寄せていた。あずみによれば10人の中で抜刀は一番速いという。
: 組んだ者同士を殺し合わせる月斎の試練であずみと組んでしまい、あずみに戦うことになる。あずみに斬りかかるも胸や腕を斬られて倒れ、あずみの脚にしがみついて止めを頼み、茫然自失としたままのあずみに止めを刺されて死亡した。作中であずみが最初に斬った人物である。
 
; ゆら
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==== あずみを取り巻く男性 ====
; 真弓俊次郎(まゆみ しゅんじろう)
: 武家の次男坊。向学心に燃える青年。学問を志し、師の烏丸天山と共に諸国に旅する夢を持つが、その為に、結果として父と兄を切腹に追い込むことになってしまった。あずみに惹かれており、彼女が毒を受けて動けなくなった時には彼女を探し回って発見し看病にあたった。それがきっかけであずみからも想いを寄せられるようになり[[接吻|キス]]をした。更にあずみの方から初体験の性交相手になってほしいとそれとなく誘われたが、彼女が戦う姿を見ていることしかできない無力な自分は彼女の伴侶になる資格はないと思って断った。しかし言葉足らずなせいであずみは自分が血で汚れているから振られたんだと思っていた。その後天山からあずみさんは守ってほしくて誘ったんじゃなくて一時の安らぎが欲しかったから誘ったのだろうになぜ抱いてやらなかったと諭され、あずみの元へ戻ろうと思ったが、あずみを探している左近を発見し、このままではあずみが発見されて殺されると思って左近を殺そうとしたが、返り討ちにあって斬られて倒れた。あずみはそれに気づかず、しばらく物語からフェードアウトした。
: 実は致命傷をまぬがれており、後に雪国編で再登場し、使命で訪れたあずみと再開する。雪国内で金山奉行として権力を得て理想社会実現に向けて改革を推し進めていた。力を得て今度こそあずみを守れると自信をつけたことで以前より彼女に強引に迫る描写が増え、あずみも困惑している様子だった。理想実現のためには手段を選ばない人物に変貌しており、俊次郎が天山らを投獄させたことや道々の輩の人々を斬らせたことを知ったあずみの心は彼から離れてしまう。信頼していた静音や玄斎にも裏切られ、挫折の果て、麻薬に手を出し、幻覚を見ながら事故死する。あずみは彼の死に気づかず、立ち直ってくれることを期待していた。
 
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;梵天丸(ぼんてんまる)
: 将軍徳川秀忠の落胤。秀忠の生き写しのようなチビの醜男で、性格も醜悪そのもの。父秀忠と同じく悔しい時に「むんむん」と言い、何かにつけて親指をチュバチュバしゃぶるのが特徴。妻のお江与に隠して作った子供なので秀忠は彼の存在を表沙汰にはできなかったが、溺愛されており、彼を大名にするため秀忠と柳生宗矩はどこかの大名家を潰して彼を押し込もうという陰謀を二度企んだが、いずれもあずみの活躍で失敗に帰した。その一つが千代蔵がいた領地だったが、ここで梵天丸は美しくて強いあずみに惚れ込んで妻にしたがるようになったが、当時兵助と恋仲になっていた彼女には全く相手にされなかった。嫉妬した梵天丸は兵助に危害を加えられたくなければ自分の女になるよう強要しはじめ、あずみを苦しめた。あずみはしばらくの間護衛のため兵助に近い場所で生活することにしなければならなくなった。その後側近の加納の働きで一時的に城主になったが、あずみによって拉致されて宗矩や加納に対する人質に取られた。
 
;武信(たけのぶ)
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: はつねとは同じ村で育ち、子供の頃からずっと一緒で、恋人同士ではないが肉体関係を結ぶ仲であった。
: 「独眼竜謀略編」でも登場。あずみを仲間と認めるようになり、飛猿、兵介、はつねと共に任務にあたる。
: はつねによれば武術の腕は故郷の村の中でも上位だったらしいが、彼と鍔迫り合いした小蝶や登太からは「あいつ大した腕じゃなかったな」と評され、実際その後小蝶と登太によって斬られ激痛で涙を流しながらのたうち回った後に止めをさされて死亡した。さらにその後小蝶と登太から、あずみと戦うかに関して「あずみはさっき倒したあの男とは全然腕が違うよ」という表現もされてしまった。
 
; はつね
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; すえ
:貧しい小作人の娘。美人の姉きくが身分違いの庄屋の息子に見初められて結婚することになり、その祝言に参加するため父とともに庄屋の屋敷に赴こうとしていたところをあずみ達と出会う。当時子供だったあずみと同じぐらいの年頃だったため親しくなり「すえちゃん」「あずみちゃん」と呼び合うようになった。あずみ達も祝言に参加したが、祝言の最中に[[野伏|野伏せり]]が略奪に現れ、野伏せりたちはすえの姉や父を殺害した。それを見て怒りに燃えたあずみは野伏せりを次々と斬り殺した。月斎は自分の刺客団の力を見せないため放置するつもりだったが、力を見せてしまった以上やむを得ないと野伏せりを皆殺しにするようひゅうが達にも指示。野伏せりが皆殺しにされた後、あずみはすえに近づこうとしたが、すえはあずみを恐れて離れた。あずみは何度もすえに謝罪しながら月斎に引っ張られて屋敷を去った。遠目から見送りに出たすえに対し、あずみは独楽をすえの目の前の柵の上に投げて去っていた。
 
; [[浅野長政]](あさの ながまさ)
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; [[淀殿]](よどどの)
:[[豊臣秀頼]]の生母。あずみに入れ込む秀頼を叱りつけていた。うきはがあずみ救出のために大阪城に潜入してきた時には肉体関係を持っていた寵臣をうきはに殺害され、その怒りから捕えたうきはをあずみを立ち会わせ、うきはは自らの刀に折れるよう仕掛けをして自ら命を断った。大阪城落城時には秀頼の介錯をしたあずみに感謝の言葉を述べた後「ご慈悲じゃ。家康に天罰を」と祈願しながら自害した。
 
=== 月斎との逃亡生活 ===
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; 尾形太一郎(おがた たいちろう)ら5人の剣客
:柳生宗矩の弟子たち。宗矩が月斎暗殺のため送り込んだ最初の刺客。他に名前が分かっているのは土橋又五郎、立野要介、北村左門。はじめあずみは殺さず対処しようと土橋の脚に傷を入れて戦闘不能にし、勝負はついたと言って血止めを勧めたが、土橋は屈辱のあまり自害してしまった。驚いたあずみに対し、尾形は果たし合いにおける態度を一喝。月斎も賛同し、あずみに誇りある剣士との果たし合いでは相手の命を断つよう教えた。そのためあずみは残る者たちを全員一刀のもとに殺害した。あずみから「勝負は見えている。それでも命より誇りか」と問われた尾形は、あずみの強さに恐怖しつつも、誇りを選んで彼女に斬りかかり、一刀のもとに首を斬られて死亡した。あずみの相手には全くならなかったが、この戦いで誇りある剣士から果たし合いを申し込まれた時には相手の命を断つべきであることを学んだあずみは以降そうし続けることになる。
 
; 伴左近(ばん さこん)と播磨小次郎(はりま こじろう)
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: キリスト教の他者を許す教えを人々に説き、浪人侍が城侍に対してクーデターを起こした際も、双方の間を取り持ち、騒乱が起こらぬように双方の緩やかな和合を目指すなど当初は人格者のように思われた。
: しかしその真の目的は全ての者たちの信頼を得ることで人々を戦に扇動し、黒い目の「[[劣等人種]]」たちを殺し合わせて楽しむことにあり、やがて本性を露わにして扇動を開始する。
:受けた傷が全て一夜にして跡形もなく消えてしまうという奇跡を見せたが、それも実は双子によるトリックだった。双子の兄弟の名は忠音。兄弟揃って[[サディズム|サディスティック]]な性格で罠に掛けて捕らえたあずみを「調教」と称して虐め様々な拷問にかけ遊んだ家畜化しようとした
:その後がっちにより救出されたあずみによりまず忠音が殺されたが、静音は彼の前に現れたあずみを味方に引き入れようとし、何故あずみが女なのにそんなに強いのか、何故自分にこれほどの扇動能力があるのか、それは青い神秘の目を持つ選ばれた人種だからだとし、選ばれた人種同士で手を携え、黒い目の「劣等人種」どもを一緒に支配することを誘う。青い目を理由に迫害されて育った静音は、あずみも同じ境遇だと思っていたが、あずみは「俺は迫害など受けず優しい仲間たちと一緒に育った」と言って彼を斬った。
 
; がっち
: 雪国に住む子供。たえの兄。真弓俊次郎と小西静音を深く尊敬している。父親が足を骨折して働けない為、米泥棒をして妹を養っていたが、屋敷に盗みに入ったところをあずみに見つかってしまう。その際に、盗みを見逃してもらった事がきっかけであずみと仲良くなる。雪国で反乱が起き、家に主の嫡男である松千代を匿うことになるが、羅刹鴉に見つかり父親、松千代、家臣らも殺されてしまう。仇討ちの為にあずみを探していたところ、偶然にも小西静音の正体を知ることになり、捕らわれの身となっていたあずみを助けることになる。あずみの口添えで妹のたえと共に西願寺の和尚に引き取られる。この先も雪国で生きていく為、真実を胸に隠していく事を誓い、雪国を去るあずみを見送った。
 
;寺沢玄斎(てらさわ げんさい)
:浪人衆の武将格8人の中でもリーダー格である中年武士。戦の経験が豊富で戦場の興奮と快感に酔いしれており、その快感を再び味わうため戦を起こそうと雪国へやってきた。羅刹鴉たちとは旧知の仲で彼らを雪国に呼び寄せた。計画通り城侍と浪人集団・鈴音信徒の内戦を起こすことに成功してその快感に酔いしれ、さらに雪国へやって来る天海を国境の大砲で狙い撃とうと準備をしていたが、斬り込んできたあずみにより大勢の手下たちもろとも斬り倒された。
 
;佐川惣三郎、藤堂四郎(さがわ そうざぶろう、とうどう しろう)
:浪人衆の武将格である8人のうちの2人。いずれも腕利きの剣客であり、一緒にいることが多い。藤堂の方は美男である。戦の前の景気付けにあずみを輪姦するという羅刹鴉の提案で幹右衛門や栗助とともに俊次郎と温泉にいたあずみのもとに捕えに現れた。右衛門があずみの両腕を掴むことに成功し、止めようとする俊次郎を藤堂が腹パンで沈めたが、右衛門を倒して小刀を奪ったあずみによってまず佐川が斬られて手首ごと大刀を奪われ、次いで藤堂もその刀でもって眼から頭を貫かれて死亡した。
 
;幹右衛門と栗助(みき うえもん、くりすけ)
:浪人衆の武将格である8人のうちの2人。右衛門は怪力の大男の武士。栗助は[[小人症]]の忍者で右衛門の肩の上に乗っていることが多い。戦の前の景気付けにあずみを輪姦するという羅刹鴉の提案で佐川や藤堂とともに俊次郎と温泉にいたあずみを捕えに現れた。右衛門はあずみの両腕を掴むことに成功したものの、彼女の脚を抑えなかったために開脚顔面キックを食らってその痛みで手を離してしまったところを小刀を奪われて首を刺されて倒れた。栗助は天井に張り付いて後ろから彼女を斬りつけようとしたが躱されて一時的に蘇生した右衛門とまとめて突き刺されて死亡した。
 
; 羅刹鴉(らせつがらす)
: 旧知の玄斎に招かれて雪国へやって来た黒装束に身を染めた殺人武装傭兵集団。個々に決められた名前は無く、全員を総じて「羅刹鴉」と名乗る7人組。全員が仮面を被っている。それぞれが個性的な殺人武器(巨大なハンドグレネード・ボウガンetc…)を持ち、性格的にもつ。残虐無比であり女、子供戦闘員・非戦闘員老若男女問わず誰であろうが容赦なく殺し尽くすことと、戦いに身を染める事のみに生き甲斐を求めている。殺戮を楽しむために旧知の玄斎に招かれて雪国へやって来た。登場早々国境警備に当たっていた大勢の武士たちを皆殺しにし、その後雪国内で殺戮の限りを尽くし、がっちの父親らも虐殺した。がっちから仇討ちを頼まれたあずみが彼らと対決した。殺してき人間の数が多すぎて誰ががっちの父親かなど覚えておらず、戦闘中もがっち達を狙うなど卑劣さを見せた。あずみの怒りに触れ、最期は全員あずみ彼女に斬られた。斬られた両腕が皮だけで胴体と繋がった状態であずみの脚に寄りかかる形となったリーダー格は、あずみに見下されてお前たちの殺戮もこれで終わりだと告げられたが、自分たちより大勢の人間を殺してきたあずみは自分たち同類だと語り、彼女の脚を舐めていはじめたが、彼女に首を刺されて死亡し止めをさされた。
 
; なか
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; 小蝶(こちょう)
: 向坂郡司の弟子。登太の姉。年齢はあずみと同じくらいと思われる。冷静で判断能力に優れる。
: 登太とともにかがりを追跡した際の戦闘で彼が大して強くないことを悟ったため、後にかがりを発見したときには登太と2人だけで彼と戦って斬り捨てた。
 
; 登太(とうた)
: 向坂郡司の弟子。小蝶の弟。姉思いな明朗快活な少年。
: 胡蝶とともにかがりを追跡した際の戦闘で彼が大して強くないことを悟ったため、後にかがりを発見したときには胡蝶と2人だけで彼と戦って斬り捨てた。
 
=== 地獄の領地編 ===
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; 辻堂(つじどう)家の父親
:柳生に金で雇われた剣客一家辻堂家の父親。2人の息子と行動している。[[ハンセン病]]を患っているらしく顔が半分焼けただれたようになっている。思考能力もあまりなく、次男に言われるがままに行動している。常時身体を折り曲げる奇妙な体勢を取り、寝ているるように素早く斬りつける剣技を持つ。剣の腕は高く、飛んでいるハエを斬り落としたり、喧嘩になっ相手を多数斬り捨てたりしている。一家は彼の病気を治す薬を買うためにあずみ抹殺を柳生から請け負った。あずみとの最初の立ち会いで長男を斬られ、さらに柳生軍団があずみに総がかりで挑んだ乱戦時に次男も斬られ、泣きながらあずみに仇討ちを挑んだが、あずみは加納に斬られた彦四郎のもとに駆けつけることに頭がいっぱいだったので彼の身の上を構っている暇はなく、一瞬で彼女に斬り捨てられてしまった。
 
; 辻堂家の長男
:辻堂家の長男。[[吃音症]]のようであり、言葉が常に吃る。頭に血が登ると訳がわからなくなり、る性格で板倉に掴みかかった時、無礼者と腕を払われたのに怒っていきなり板倉の首を斬り落とそうとした(弟が刀で止めた)。辻堂一家とあずみが最初の立ち会いをした時に彼が虎之助を斬ろうとしたため、あずみが跳んで彼の両腕を斬り、後ろに着地した彼女に首を斬られて止めを刺された。辻堂一家が動揺している間にあずみは彦四郎と虎之助を連れてその場を逃れたが、これによりあずみは辻堂一家にとって仇になった。
 
; 辻堂家の次男
:辻堂家の次男。理知的な性格でないが一家の中は一番頭が回り、まともに他者と意思疎通できるのは彼だけなので一家の方針は彼が決めているようである。父の病気を治す薬を買う金を得るために柳生からあずみ抹殺を請け負った。柳生軍団が一斉にあずみに斬り掛かった際、彼と父もあずみを狙って参加したが、その乱戦中しばらくコマが彼の視点になる描写が入った。向かってくる男達を手当たり次第に斬りまくっるあずみに近づいていき、斬りかかろうとするも躱された後、彼女が自分に向かって素早く剣を一振りする光景が映り、その後落ちる首の視点になって自分に駆け寄る父親の姿が見えたが、次の瞬間には真っ暗になって人生を終える描写である。この編の後も乱戦中にあずみに首を落とされて死ぬ男の視点になる描写が入ることがあるが、彼はその描写をされた最初の人物だった。乱戦の中で斬られたため、あずみは彼を斬ったことを覚えておらず、父親が息子たちの仇と言ってるのを聞いて弟の方も自分が斬ったのかと気づいた。
 
=== 西国編 ===
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; 木下馬琴(きのした ばきん)
:国千代を誘拐した西国の大名の家臣。家中で一番の剣の使い手で武信に心酔している。年老いた義母とともに暮らしている。武信の命令でしばらくあずみと千代蔵を預かり、曲芸師になりすましていたあずみが只者ではないことを見抜いた。城が京極の一団の襲撃を受けた際にも奮戦したが、丈山の死を聞いて駆けつけに行ったきぬを救出に向かった際の戦闘で刀が折れてしまい、京極の手下たちに斬られて死亡した。
 
; きぬ
:丈山の妻。厳格な夫と対照的に気さくな女性。夫妻の間に子はないようだが、子供の面倒見がよく幹太らに好かれる。幹太らと一緒に暮らすあずみとも親しくなった。顔はかなりの醜女で初対面の人に驚かれると語っている。城が京極の一団の襲撃を受けた際、夫が死んだことを聞かされ、夫のもとへ駆けつけたところを京極の手下に刺され、夫に覆いかぶさるように死亡。駆けつけたあずみはその光景を見て怒りを抑えられなくなり、京極が滞在している寺に斬り込みをかけて京極を殺すことを決意した。
 
; 丈山(じょうざん)
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; 京極貞麻呂(きょうごく さだまろ)
:国千代誘拐事件を巡って[[朝廷]]の使者として西国の領地に派遣された[[公家]]。正体は[[金地院崇伝]]の手先であり、崇伝の政敵の天海とその刺客あずみの妨害・抹殺を図る。武信の城に潜入させた彼の手下たちがきぬ・丈山夫妻や馬琴らを殺したことであずみの怒りに触れ、毘沙門天以来使命と関係彼女の標的となり、滞在先の寺が彼女や千代蔵の襲撃を受けた。応戦させた手下達を皆殺しにされたが、彼自身は厠の糞尿の中に飛び込んで身を隠してなんとか生き延び、崇伝のもとへ逃げ帰っていった。
:西国編の後も崇伝の手下として度々登場する。彼の崇伝への崇拝ぶりには同性愛感情が絡んでいるらしく、同じく崇伝の手下で崇伝と肉体関係がある風魔の汐路をライバル視し、あずみ抹殺の任務をめぐって風魔勢力と張り合っていた。最期は崇伝の計画に失敗したことで崇伝に見限られた上、あずみに斬られて死亡した。