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Guest451 (会話 | 投稿記録)
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::手裏剣は投げ付けられても素手で簡単にキャッチでき、背中に投げつけられても刀で弾いており、彼女にとってはまるで驚異にならない。鉄砲も素早く動き回ってまず当たらず、鉄砲隊を発見すると真っ先に始末に向かう。彼女の足は非常に速いので2発目を撃つ時間的余裕はなく、初弾を外した段階で鉄砲隊は彼女に皆殺しにされることが多い。
::跳躍力も常人離れしており、簡単に人間を飛び越えることができるため、敵を頭上から斬り付けたり、斬りたくない相手を飛び越えて回避したり、逃げようとした標的の前に飛び降りたりしている。
::山奥で育った彼女は[[視力]]や[[聴力]]はもちろん、鳥や獣の動き、虫の音など僅かな変化を敏感に感じ取り、人の気配を察知する能力が常人よりはるかに優れていると作中で解説されている。
::最終話までずっと[[処女]]であり、色仕掛けで敵を倒すことはなく、男も太刀打ちできない卓絶した武術だけで敵を倒していく。美少女なので[[強姦]]しようとする男たちも数多く現れたが、強すぎて犯せた男はいない。あずみ当人も月斎の教えに疑問を感じることは増えても、圧倒的な武術の腕を身に着けさせてもらったおかげで男たちに陵辱されずに済んだことは最終盤まで感謝していた。
:【性格】
::刺客でありながらピュアな心を持つ<ref >『漫画家本vol13 小山ゆう本』 小学館p.58.</ref>。初期には月斎の洗脳下に近い状態にもあったが、様々な体験を経て月斎の言っていることに疑問や反発を感じるようになり、次第に自我を形成し、成長後は井上勘兵衛から「心に[[菩薩]]を抱いている」と表現されるほど慈愛に溢れた心優しい聖女のような性格になる。
::親しい者や情を移した者が苦しんでいるのを放っておけない質で、柳生などあずみの命を狙う者たちからは人質作戦といった形でその性格を利用される。また親しい者が惨たらしく殺されると怒りを制御できなくなり、殺した集団を皆殺しにしてしまうことがしばしばある。
::非常に誇り高い少女で、雪国編では[[サディズム|サディスト]]の静音と忠音の罠にかかって捕らわれの身となり散々に「調教」されたが、どれほど衰弱しようと家畜として餌を食うことは拒否し続けた。家畜化したフリをして油断を誘う手もあったが、そんな真似をするぐらいなら衰弱死する覚悟を決めていた(結局がっちに救出されて助かる)。兵助から使命をやめて自分の[[専業主婦]]になることを求められた時も何もせず兵助の厄介になることなどできないと断っている。また身分も身寄りもない女は[[遊女|女郎]]になるしかないが、女郎は誇りを捨てねばならないとしてなりたがっていない。そのため人殺しが好きなわけではないが使命を続けるしかないようである。
::誇り高いが高慢さはなく、人当たりがいい。ただ、自分の強さには絶対の自信があり、いたずらに自慢はしないが、自分を狙う刺客や[[強姦]]しようと迫る男たちに対しては自分には絶対勝てないので彼らが斬られて死ぬことを前提とした自信満々の警告を発することが多い。
::[[子供]]の面倒見が良く、使命や道中で知り合った子供達とは大抵すぐ仲良くなっているが、子供が自分に巻き込まれて殺されるのを恐れ長く一緒にはいない。また全編を通して子供を斬ったことはなく、弦太を刺客として送ってきた騙し討ちの一族の頭からも「あずみは子供は殺せんと見た」と分析されている。月斎の洗脳下にあった連載初期の段階でも下谷の村虐殺において[[赤ちゃん|赤ん坊]]を殺すことは躊躇っている(代わりにうきはが赤ん坊を殺害し、他の村の子供達もひゅうが等が虐殺したので、彼女は大の男以外は手にかけずに済んだ)。なお女性を殺す描写もほとんど見られないが、西国編では紫苑を斬っているので、こちらは特に禁忌にしているわけではないようである。
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; きく
: 柳生が放った、親しくなってから騙し討つという暗殺一族の一人。[[トランスジェンダー|男の体と女の心を持つ]]。得意技は[[スリ|すり]]。当初はあずみを騙し討ちにするつもりで彼女の旅に同行していたが、一緒に旅を続けるうちに、あずみの優しさがきくを変えていった。あずみと旅を続けたいという思いと、あずみを殺すよう迫るお頭との間で苦悩し、ついにお頭を殺害して一族から逃亡。以降お頭の悪夢を見てうなされるようになる。
: 「あずみとずっと一緒にいたい」という思いはかなわず、毘沙門天一味の人質となり、青龍らによって散々な暴行を加えられて非業の死を遂げる。その悲惨な遺体を見て怒りに燃えたあずみは毘沙門天一味の本拠に斬り込んで毘沙門天ら5,60人の男たちを皆殺しにした。勘兵衛があずみに人の道を教えたとすれば、きくはあずみに友情を教えた人物であり<ref>『漫画家本vol13 小山ゆう本』 小学館p.61.</ref>、あずみの人間形成に大きな影響があった人物だった。
 
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; [[柳生宗矩]](やぎゅう むねのり)
: 将軍剣法指南役で2代将軍[[徳川秀忠]]の参謀役として権勢を誇る。柳生[[新陰流]]の実質的な支配者で多くの弟子たちを擁する。
:秀忠に実権を掌握させようとるため、あずみを家康暗殺に駆り立てるべく月斎を惨殺。その後計画通りあずみが家康を討つと用済みになったあずみを消すため柳生新陰流の弟子達や養っている様々な技を持った各地の一族を次々と刺客としてあずみに差し向け。以降物語の最後まで延々と刺客を送り続けてくる作中最大の敵。
:宗矩があずみ暗殺に送り込んだ弟子たちには自分の剣の腕に誇りを持って堂々と彼女に果たし合いを申し込んだ者もいれば、鉄砲隊を潜ませたり人質作戦を取った卑劣漢もあったりと様々だったが(卑劣漢が多いのであずみは柳生剣士からの果たし合いの申込みは疑ってかかることが多かった)、結局誰もあずみには敵わず全滅させられている。
:宗矩当人は無刀取りができるとされ、強いことは強いが、あずみに太刀打ちできるレベルではないので卑劣な策略を弄す。物語途中であずみと一対一で戦わねばならなくなった際には弁を弄して勝ち目がない真剣での対決を避け、先に打たれても男女の腕力差で強引にねじ伏せられると踏んだ木刀で対決したが、結局腕の骨をへし折られて敗北を喫した。多くの弟子たちが見てる前で女の子に負けるという屈辱を味わわされたため更にあずみへの憎悪が増し<ref>『漫画家本vol13 小山ゆう本』 小学館p.61.</ref>、物語の最後まであずみ抹殺に執念を燃やし続けた。
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; 大塚兵衛(おおつか ひょうえい)
:豊臣秀頼が召し抱える天才軍師で剣の達人でもある。あずみは彼の暗殺のために秀頼に近づき大阪城に潜入していた。あずみは大男だと思っていたが、実際には小柄な好好爺だったため躊躇っていた。あずみが小刀を抜くと[[手毬]]を誘導のために投げてから斬りかかろうとしたが、逆に手毬越しに彼女に胸を刺された。「まだ子供あずみに抱きつく形にり、可愛い娘が大変な育てられ方をした事かわいそうにのう」と言い残し死亡して倒れ、あずみの目から涙が溢れた。
 
; 最上美女丸(もがみ びじょまる)
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=== 大阪城落城 ===
; [[豊臣秀頼]](とよとみ ひでより)
:太閤[[豊臣秀吉]]の遺児。軍師の大塚兵衛暗殺のために大阪城に潜り込んでいたあずみと親しくなる。無邪気な人物で昆虫を好む。大阪城落城の際にはあずみが燃える大阪城に潜入して城から連れ出そうとしたが、家臣たちが大勢自分のために死んでいったのに自分だけ生き残るわけにはいかないと断り、あずみ介錯を頼んで切腹し、あずみに抱かれながら死亡した。あずみは家康への怒りを強めた。
 
; [[淀殿]](よどどの)
:[[豊臣秀頼]]の生母。大阪城に潜入していたあずみが捕らえられた際にはあずみに入れ込む秀頼を叱りつけていた。うきはがあずみ救出のために大阪城に潜入してきた時には肉体関係を持っていた寵臣の新三郎をうきはに殺害され、その怒りから捕えたうきはをあずみ立ち会わせ、うきはは自らの刀に折れるよう仕掛けをして自ら命を断った。あずみのことを嫌っていたが、大阪城落城時には秀頼の介錯をしたあずみに感謝の言葉を述べた後「ご慈悲じゃ。家康に天罰を」と祈願しながら自害した。
 
; [[大野治長]](おおの はるなが)
:豊臣秀頼の臣下。淀殿とともに秀頼の自害を見届けた後、自害した。
 
=== 月斎との逃亡生活 ===
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; 伴左近(ばん さこん)と播磨小次郎(はりま こじろう)
:駿府城で捕らえた月斎の護送のため幕府が雇った浪人集団の中で特に手練だった2人。居合の達人。2年前、備前の酒場で道場破りの恨みで取り囲んできた20人の刺客を斬り捨てたが、その光景を宮本武蔵が見ており、武蔵に立会いを所望し武蔵も承知して場所と刻限を指定したが、武蔵はその場所に現れず、宿の者によればそそくさと逃げ去るように旅だったという。そのため武蔵が怖気づいて逃げ出した剣客たちとして話題になっていた。この話をホラ話と疑った他の浪人の両手両足両耳鼻を一瞬にして切り落として実力を見せつけた。その後月斎救出に現れたあずみと対峙したが、勝負にならず二人とも一瞬にして彼女に腕と首を斬り落とされて死亡した。
 
; 高垣陣一郎(たかがき じんいちろう)
:柳生宗矩の高弟。丈二郎の兄。他の柳生剣士たちから「陣一郎様」と呼ばれており、柳生の中でも特に地位が高いようである。実際に剣の実力は高く、橋の上での戦いで月斎の肩を斬りつけて追い詰めたが、油断して瀕死の月斎に喉笛を貫かれて死亡。このあと宗矩が月斎と戦い、致命傷を負わせ、月斎はその状態で放置されて死亡した。
 
=== 駿府家康暗殺編 ===
; 松井凛太郎(まつい りんたろう)
:貢喬助とともに[[小野忠明]]の高弟で[[小野派一刀流]]の竜虎と呼ばれる。大柄である。[[本多正純]]の命令で木刀試合で井上勘兵衛の腕を負った。喬助とともに徳川家康の警護に付いていたが、飛猿の罠にかかって沼で喘いでいる間にあずみに家康を討たれ、切腹を免れなくなり、このまま切腹して果てるのでは死にきれぬとあずみに決闘を申し込んだ。あずみはその場では返答しなかったが、彼らの願いに応じて指定された場所に現れた。小野忠明の立ち会いのもとあずみとの果たし合いに及ぶ。先に立ち会った喬助が斬られて膝をついた後、抜刀してあずみに挑んだが、彼女に顔面を斬られて即死。喬助より先に逝った。
 
; 貢喬助(みつぐ きょうすけ)
:松井凛太郎とともに[[小野忠明]]の高弟で[[小野派一刀流]]の竜虎と呼ばれる。笛の名手でもある。凛太郎とともに徳川家康の警護に付いていたが、飛猿の罠にかかって沼で喘いでいる間にあずみに家康を討たれ、切腹を免れなくなり、このまま切腹して果てるのでは死にきれぬとあずみに決闘を申し込んだ。あずみはその場では返答しなかったが、彼らの願いに応じて指定された場所に現れた。小野忠明の立ち会いのもとあずみとの果たし合いに及ぶ。凛太郎より先に立ち会ったが、あずみに胸を斬られて膝をつく。その後あずみに挑んだ凛太郎も顔面を斬られて即死。戦えて満足だったとあずみに感謝するとともに剣を競い合ってきた凛太郎と離れないうちに止めをさしてほしいと願い、あずみに止めをさされて死亡した。
 
; 貢喬助小兵太みつぎ きこひょうすけ
:父親が小野忠明の旧友で父親の戦死後忠明が預かって剣を教えていた子供。松井凛太郎と貢喬助に憧れている。井上勘兵衛に会いに駿府に来たあずみは、しばらくの間小兵太の部屋で一緒に暮らしていたので親しくなった。凛太郎・喬助とあずみの果たし合いに忠明に連れられて一緒に来た。好きな人たちが斬り合うのをやめて欲しがっていたが、忠明から剣を志すなら剣士同士の果たし合いを見届けるよう諭される。凛太郎・喬助を倒して立ち去るあずみを泣きながら見送った。
:松井凛太郎とともに[[小野忠明]]の高弟で[[小野派一刀流]]の竜虎と呼ばれる。笛の名手でもある。凛太郎とともに徳川家康の警護に付いていたが、飛猿の罠にかかって沼で喘いでいる間にあずみに家康を討たれ、切腹を免れなくなり、このまま切腹で果てるのでは死にきれぬとあずみに決闘を申し込んだ。あずみはその場では返答しなかったが、彼らの願いに応じて指定された場所に現れた。小野忠明の立ち会いのもとあずみとの果たし合いに及ぶ。凛太郎より先に立ち会ったが、あずみに胸を斬られた。その後あずみに挑んだ凛太郎も顔面を斬られて即死。戦えて満足だったとあずみに感謝するとともに剣を競い合ってきた凛太郎と離れないうちに止めをさしてほしいと願い、あずみに止めをさされて死亡した。
 
; [[小野忠明]](おの ただあき)
:[[小野派一刀流]]の剣一筋の武人であり権勢を増大させる柳生宗矩を嫌い、柳生に敵愾心を燃やすが、柳生宗矩より強いと見られている。小野一門は駿府における徳川家康の警護を担当していた。高弟の松井凛太郎と貢喬助を最高傑作と自負している。その2人をあずみに倒された後、あずみに師匠の名を尋ね、あずみは小幡月斎の名を答えた。無名の恐るべき剣の師がいたことを知って愕然とし自らの完敗だと悟った。
 
; [[徳川家康]](とくがわ いえやす)
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; 土蔵と火蔵(どぞう、かぞう)
:柳生宗矩が養っている爆矢の一族の者たち。宗矩の命令であずみが滞在していた弥吉宅を襲撃した。2人とも殺気だった異様な目をしており、山の獣や鳥に飽きて人間を殺したくウズウズしている。あずみに限らず弥吉一家も殺そうとした。土蔵は弥吉に落馬させられた後、あずみに爆矢の入った篭を斬って外されるとともに胸を斬られ、すぐに火蔵を斬りに向かうあずみから止めを頼まれた弥吉に鎌で滅多刺しにされて死んだが、死ぬ前に弥吉の腹を貫いて致命傷を負わせた。火蔵の爆矢でちよと平太が爆矢で死んでしまったと思ったあずみは、火蔵の腕と脚と爆矢の篭を斬り落として落馬させた後、火蔵も震え上がる怒りの形相を見せ、火蔵の首を刎ね飛ばした。あずみはちよと平太を巻き込んで死なせてしまったと絶望していたが、ちよと平太が無事だったことを知ると涙を流して喜んだ。
 
; 烏丸天山(からすま てんざん)
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; 銀角(ぎんかく)
: 金角の相棒で金角一味の副長的存在。金角ととも同様かぶき者で顔隈取の化粧をし派手な着物を着ており、暴虐の限りを尽くしている。金角より先に城侍の槍を顔に受けて死亡した。
 
; 村井晋介(むらい しんすけ)
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; 弦太(げんた)
: きくと同じく親しくなってから騙し討つ一族の子供。あずみを騙し討ちにするため、あずみときくの旅に同行する。お頭の寵愛を巡ってきくにライバル意識を燃やていた。村井晋介と高垣丈二郎との果たし合いに臨もうとしたあずみの脚に毒の吹き矢を吹き付けることに成功した。きくが毒を吸い出したおかげで致命傷は免れたが、あずみはしばらくの間身体の自由が効かない状態に陥る。あずみ救出に現れた左近に気絶させられたが、その後は登場がなく動向は不明
 
=== 金塊強奪篇 ===