削除された内容 追加された内容
50行目:
 
== 各国での状況 ==
欧米の先進国において補完・代替医療の利用頻度が急速に増加している<ref name="cam2006report">「[httphttps://www.jcamshikoku-netcc.hosp.go.jp/topicscam/datadl/cam_guidepdf/cam_guide_H20.6_forWeb.pdf がんの補完代替医療ガイドブック-厚生労働省がん研究助成金研究]」 日本補完代替医療学会、2006年4月。</ref>。[[1990年代]]以降に代替医療への関心が高まっており、さらに代替医療の科学的研究に大きく予算が配分され政策として実行されてきた。アメリカでは、アメリカ国立補完代替医療センター(NCCAM)で行われた病気の予防・治療を目的とした臨床試験の多くで期待した成果がなかったため、研究対象は代替医療から補完医療(補完的健康アプローチ)へ、研究目的も「病気の予防・治療」から「症状のマネジメント」へと大きく変わってきている<ref name="大野" />。
 
実際に使用されている代替医療の種類はアメリカと日本ではかなり異なっている<ref name="Tenbou">{{Cite journal|和書|author=鈴木信孝 |year=2006 |title=補完代替医療の展望 |journal=全日本鍼灸学会雑誌 |volume=56 |issue=5 |pages=693-701 |url=https://doi.org/10.3777/jjsam.56.693 |doi=10.3777/jjsam.56.693 |publisher=全日本鍼灸学会 }}</ref>。例えば、1995年公表の米国の調査及び2002年公表の日本の調査で、複数回答可のアンケート調査の結果のそれぞれ上位3を見てみると、米国では1位が[[リラクセーション]] 16.3%、2位 [[ハーブ]] 12.1 %、3位 [[マッサージ]] 11.1%であり、日本では1位 [[サプリメント]] 42.0%、2位 [[マッサージ]] 31.2 %、3位 [[リフレクソロジー]] 20.2 %の順になっている<ref name="Tenbou" />。