「大庭氏」の版間の差分

{{日本の氏族

|家名=大庭氏

|本姓=[[平氏#高望王流|桓武平氏]][[平良文|良文流]][[鎌倉氏|鎌倉氏流]]

|家祖=大庭景忠または大庭景宗{{Sfn|太田亮|1934|p=1276}}

'''大庭氏'''（おおばし）は、[[武家]]の氏族のひとつ。[[本姓]]は[[平氏]]。[[家系]]は[[平氏#高望王流|桓武平氏]]の血をひく[[坂東八平氏]]のひとつで[[鎌倉氏]]の一族{{Sfn|太田亮|1934|p=1276}}。[[相模国|相模]][[大庭御厨]]一帯を支配した。一族に[[梶原氏]]、[[俣野氏]]（[[横浜市]][[戸塚区]][[俣野]]、[[藤沢市]]）、[[懐島氏]]（[[茅ヶ崎市]]円蔵）、[[豊田氏]]（[[平塚市]]豊田）、[[桐原氏]]などがいる。

 

== 歴史 ==

[[鎌倉景正|鎌倉権五朗景正]]の係累。景正が[[大庭御厨]]を開発、[[永久 (日本)|永久]]4年（[[1116年]]）立荘したものを、その一族が下司職を継承し、大庭氏を称する。家系については数種類の伝承があり、詳細は不明。主に、景正 ― [[鎌倉景経|景経]] ― [[鎌倉景忠|大庭景忠]]（『[[尊卑分脈]]』等{{Sfn|太田亮|1934|p=1276}}）とするのと、[[鎌倉景村|景村]]（景正の叔父） ― [[鎌倉景明|景明]] ― [[大庭景宗]]（『[[桓武平氏諸流系図 (三浦和田文書)|桓武平氏諸流系図]]』等）の二つに大別される。