「シンカー・スクリューボール」の版間の差分

日本で言う「シンカー」「スクリューボール」はどちらも、[[メジャーリーグベースボール|メジャーリーグ]]や中南米では'''スクリューボール'''（英: screwball）に該当し<ref>{{cite web |url=https://www.mlb.com/glossary/pitch-types/screwball |title=Screwball (SC) |publisher=MLB.com |accessdate=2021-04-15 |language=en}}</ref>、広い意味での[[チェンジアップ]]（英: change up）に分類されることもある（球種としてのチェンジアップとは異なる）<ref>{{Cite book|和書|author1=友成那智|author2=村上雅則|year=2005|title=メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2005|publisher=廣済堂出版|page=8|isbn=4-331-51093-X}}</ref>。実際に、メジャーでプレーした[[高津臣吾]]と[[高橋尚成]]のシンカーはチェンジアップと呼ばれ、[[2013 ワールド・ベースボール・クラシック|2013年のWBC]]に出場した[[攝津正]]のシンカーも[[PITCHf/x]]の測定ではチェンジアップに分類された<ref group="注釈">一方で[[村上雅則]]のシンカーはスクリューボールと認識された。[[建山義紀]]のシンカーはそのままシンカーとされたため、球速が関係しているものと思われる</ref>。右投手であれば左投手の[[カーブボール|カーブ]]のような軌道を描くことから、'''リバースカーブ'''（英: reverse curve）とも称される。この球種は手首を体の外側に向けながらリリースするという難しい投球動作が要求されることから、野球の球種の中で最も珍しいものの一つとされる<ref>{{cite web |url=http://www.thecompletepitcher.com/screwball_grip.htm |title=Screwball grip |publisher=TheCompletePitcher.com |accessdate=2021-04-15 |language=en}}</ref>。

 

 

MLBでは[[ペドロ・マルティネス]]や[[ジェイミー・モイヤー]]の投げるチェンジアップはシンカーのような軌道で変化することから'''シンカーチェンジ'''（英: sinker change）や'''チェンジアップシンカー'''（英: change up sinker）とも呼ばれ、[[ロベルト・ヘルナンデス (1980年生の投手)|ロベルト・ヘルナンデス]]や[[ジョニー・ベンタース]]の投げる球速100mph（約161km/h）近いシンキング・ファストボールが'''ハードシンカー'''（英: hard sinker）と呼ばれる。