「漢委奴国王印」の版間の差分

江戸時代天明年間（[[天明]]4年[[2月23日 (旧暦)|2月23日]]（[[1784年]][[4月12日]]）とする説がある）、[[田|水田]]の耕作中に甚兵衛という地元の[[百姓]]が偶然発見したとされる。発見者は秀治・喜平という百姓で、甚兵衛はそのことを[[那珂郡 (福岡県)|那珂]][[郡代#諸藩の郡奉行|郡奉行]]に提出した人物という説もある。一巨石の下に三石周囲して匣（はこ）の形をした中に存したという。すなわち金印は単に土に埋もれていたのではなく、巨石の下に隠されていた。発見された金印は、郡奉行を介して[[福岡藩]]へと渡り、[[儒学者]][[亀井南冥]]は『[[後漢書]]』に記述のある金印とはこれのことであると同定し『金印弁』という鑑定書を著している。また、別の説では南部藩家老田村氏の築400年の家屋解体の際に根太に隠してあったものがみつかったものが本物の金印というものがある。田村氏は、[[坂上田村麻呂]]の末裔ともいわれる。南部藩家老田村氏の親戚には日本で初めての物理学者田中舘愛橘などがいる。