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== 歴史 ==
1980年代初頭、世界各国の法執行機関向け短機関銃市場を[[西ドイツ]]製[[H&K MP5]]が席巻した。ライフル市場で成功を納めながらも、法執行機関の求める「市街地での運用に適した、低威力の拳銃弾を用いる短機関銃」を販売していなかったコルト社は、短機関銃市場への参入を決断し、新製品の開発に取り掛かった。プロジェクトは“ハンク”ヘンリー・"ハンク"・タトロ技師(Henry “Hank” Tatro)の元で進められ、検討の後に[[M16自動小銃|M16小銃]](AR-15)のレイアウトを踏襲することが決定された。これはM16小銃のレイアウトが人間工学上優れているとされたことに加え、M16小銃を使い慣れた者が特別な訓練を受けることなく使用できるだろうと考えられたことによる<ref name="SAR_01">{{Cite web |author= |date= |url= http://www.smallarmsreview.com/display.article.cfm?idarticles=1326|title=The Colt 9mm NATO SMG/Carbine |website= |publisher= SmallArmsReview.com |accessdate=2020-02-09}}</ref>。
 
当初は[[オープンボルト]]方式の銃として設計されていた。しかし、銃を落とした時や揺すった時に暴発しやすく、射撃精度も低かった。初期には[[M1911]]拳銃のようなグリップセーフティが設けられていたが、オープンボルト方式の見直しに伴い廃止されている。抽筒子も元々は5,56mm弾用のものをそのまま使用していたが、製品化までに9mm弾用のものが新たに設計されている<ref name="SAR_01"/>。