「ソビエト連邦の国旗」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
37行目:
さらに同月18日、{{仮リンク|全ロシア中央執行委員会|label= 全ロシア中央執行委|ru|Всероссийский центральный исполнительный комитет}}幹部会はカントンに関する規定を削除した国旗の修正案を承認した<ref name="flag"/>。その後の[[ソビエト社会主義共和国連邦憲法 (1936年)|1936年憲法]]においては、国旗については次のように定められている<ref name="flag"/>。
{{quotation|第144条:ソビエト社会主義共和国連邦の国旗は、上部隅旗竿付近に金の鎌と槌のイメージを、その上部に金の縁取りを持つ赤い五芒星を表示した、赤い矩形の布である。高さに対する幅の比は1:2とする。}}
{{-}}
 
[[File:Flag of the Soviet Union (1924-1936).svg|200px|center|thumb|{{FIAV|historical|1}} 1924年4月18日から1936年12月5日までの国旗]]
 
47行目:
{{quotation|ソビエト連邦の国旗は、上部隅旗竿付近に金の鎌と槌のイメージを、その上部に金の縁取りを持つ赤い五芒星を表示した、赤い矩形の布である。高さに対する幅の比は1:2とする。鎌と槌は辺長を旗の高さの4分の1とする正方形に収まる。鎌の鋭端は正方形の上辺中点に接し、鎌と槌の柄は下辺両端に接する。柄を含めた槌の長さは正方形の対角線の4分の3とする。五芒星は旗の高さの8分の1を直径とし、正方形の上辺に接する円に収まる。星と鎌と槌の垂直軸から旗竿までの距離は、旗の高さの3分の1とする。旗の上端から星の中心までの距離は、旗の高さの8分の1とする。}}
[[ファイル:Flag of the Soviet Union (1955–1991).svg|中央|サムネイル|200x200ピクセル|{{FIAV|historical|1}} 1955年8月19日から1980年10月23日までの国旗]]
[[File:Construction sheet of the flag of the Soviet Union.png|300px|center|thumb|{{FIAV|historical|1}}{{FIAV|twosided|1}}{{FIAV|010111|1}} 1980年10月23日からソ連崩壊までの国旗とその細則<ref name="flag" />]]
File[[ファイル:Flag of the Soviet Union (3-2).svg|中央|サムネイル|200x200ピクセル|{{FIAV|alternate}}縦横比2:3の別タイプ]]
 
この法令は同時に、国旗の公的施設における掲揚日の規則や、船尾旗としての使用規則も定めていたが、全体としては1924年の規則と同内容であった<ref name="flag" />。この国旗は、その後改定された[[ソビエト社会主義共和国連邦憲法 (1977年)|1977年憲法]]や[[1980年]]8月15日の新国旗法においても変更されることなく、[[ソビエト連邦の崩壊]]まで使用され続けた<ref name="flag" />。
 
53 ⟶ 56行目:
=== 赤色国旗の復活 ===
{{main|{{仮リンク|勝利の旗|ru|Знамя Победы}}}}
[[File:Moscow_Victory_Day_Parade_(2019)_70.jpg|thumb|200px|[[2019年]]の[[戦勝記念日 (5月9日)|戦勝記念日]]パレードで翻る「勝利の旗」]]
[[1996年]]4月15日、[[ロシア大統領]][[ボリス・エリツィン]]は「勝利の旗」と呼ばれるソ連国旗に似た旗に対し、[[ロシアの国旗|国旗]]と同じ格を与える大統領布告に署名した。この旗は[[第二次世界大戦]]の勝利を記念した旗で、[[1945年]]5月1日に[[ベルリン]]の[[国会議事堂 (ドイツ)|国会議事堂(ライヒスターク)]]の屋上で翻ったとされる旗([[ライヒスタークの赤旗]])を基にしたもので、ソ連国旗から槌と鎌を除き、赤地に黄色の星だけになったものである。祝日には「勝利の旗」はロシア国旗と並んで掲揚され、軍事パレードでも掲げられた。
 
58 ⟶ 62行目:
 
[[2009年]]現在のロシア軍旗は赤地に四方に[[赤い星]]、中央に[[双頭の鷲]]があしらわれた旗が使われている。プーチン大統領以後に「勝利の旗」と呼ばれる旗は、ライヒスタークに掲げられた旗のうち、ソ連国旗に「「第150狙撃師団、クトゥーゾフ勲章2等、イドリツァ師団、第79ライフル隊、第3突撃軍、第1ベラルーシ戦線」と書かれたバージョンのもので、これがモスクワ中央軍事博物館に永久保存されているほか、複製が軍事パレードで掲げられ、愛国教育に用いられている。
 
[[File:Construction sheet of the flag of the Soviet Union.png|300px|center|thumb|{{FIAV|historical|1}}{{FIAV|twosided|1}}{{FIAV|010111|1}} 1980年10月23日からソ連崩壊までの国旗とその細則<ref name="flag" />]]
 
<gallery>
Russia Victory Commemorative Flag.svg|{{FIAV|historical|1}} 1996年に定められた「勝利の旗」
File:Flag of the Soviet Union (3-2).svg|{{FIAV|alternate}}縦横比2:3の別タイプ
RussiaSoviet VictoryZnamya Commemorative FlagPobedy.svg|{{FIAV|historical|1}} ライヒスタークの赤旗。2007年以降、「勝利の旗」と呼ばれているもの
Soviet Znamya Pobedy.svg|{{FIAV|historical|1}} ライヒスタークの赤旗
Stamps of Azerbaijan, 2010-903.jpg|[[ライヒスタークの赤旗]]の写真をもとにした、[[大祖国戦争]]勝利65周年を記念するアゼルバイジャンの切手(2010年)
Banner of the Armed Forces of the Russian Federation (obverse).svg|ロシア連邦軍の軍旗