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|説明=
|種類=[[艦対空ミサイル#近接防空ミサイル|近接防空ミサイル]]
|製造国={{USA}}<br />{{DEU}}
|設計=[[ジェネラル・ダイナミクス]]
|製造=[[レイセオン]]、[[ディール・ディフェンス]]
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開発要求は1975年5月に発出され、先行量産(ESED)に関する[[了解覚書]](MoU)は1977年に締結された{{Sfn|Friedman|1997|p=413}}。
 
当初は[[アメリカ合衆国]]と[[西ドイツ]]の二国間協定であったが、1979年に[[デンマーク]]が開発に加わった。後述のように、要素技術や基本設計は既存のミサイルから流用されている部分が多いため、1978年にはさっそく最初の試射が行われた。

その後の開発は必ずしも順調ではなく、途中でデンマークが離脱するなど、度々キャンセルの危機に晒されたが、いずれも克服され、1987年8月、量産に関する了解覚書(MOU)が締結された{{Sfn|Friedman|1997|p=413}}{{Sfn|岩狭|1996}}。
 
== 設計 ==
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=== ミサイル ===
[[File:RIM-116 Rolling Airframe Missile.jpg|thumb|250px|飛翔するミサイル]]
コスト低減と開発期間短縮の要求から、基本的に、弾体部は[[サイドワインダー (ミサイル)|AIM-9「サイドワインダー」]][[空対空ミサイル]]、[[シーカー]]は[[FIM-92 スティンガーミサイル|FIM-92「スティンガー」]][[携帯式防空ミサイルシステム|近距離防空ミサイル]]を基として開発された{{Sfn|海人社|2015|p=59}}。
 
本ミサイルの最大の特徴が、4枚の後翼によって弾体をゆるやかに回転させながら飛翔することであり、これがミサイル名称の由来ともなった。これによって、サイドワインダーでは4枚とされていた前翼は2枚のみとされているほか、PRH誘導システムも、2本のロッドアンテナのみで十分な走査を行えるようになっている{{Sfn|Friedman|1997|p=413}}。ただし運動性能向上のため、ブロック2(RIM-116C)では前翼も4枚に増やされている{{Sfn|東郷|2014}}。